• Toshihiro Doi

「調べ学習」のその先

最終更新: 2月6日

今日の大分は朝からスッキリ晴れているが、放射冷却で気温はすごく低い。地面の草たちは凍っている。週末は久しぶりにいい天気になりそうだ。大寒の今が過ぎれば立春だ。早く春が来ればいいな、と思う。そして味噌を仕込まねば・・


今週は非常事態宣言の影響もあり、オンラインの研修が多かった。フルオンラインの研修はリアル研修の3倍くらい疲れる。相手のテンションも分からないし、操作習得系の研修の場合は、つまづきやトラブルシュートも同時に看取りながら行うので、とっても難しい。一方的な講演はリアクションも見えにくいので、メンタル的にきつい。会議やミーティングとはまったく別次元の気の使い方だ。慣れてはきたものの、色々気を使う。でもこの状況でも満足して研修を受講してもらえることはありがたい。もっと上手になりたいな、と思う。





今週のブログは「調べ学習」のその先、というタイトルにした。新学習指導要領の総則に記載がある”情報活用能力”、今回の改訂では総則の中で「学習の基盤となる資質・能力」と位置付けられた。


情報活用能力とは・・

世の中の様々な事象を情報とその結び付きとして捉え,情報及び情報技術を適切かつ効果的に活用して,問題を発見・解決したり自分の考えを形成したりしていくために必要な資質・能力である。より具体的に捉えれば,学習活動において必要に応じてコンピュータ等の情報手段を適切に用いて情報を得たり,情報を整理・ 比較したり,得られた情報を分かりやすく発信・伝達したり,必要に応じて保存・共有したりといったことができる力であり,さらに,このような学習活動を遂行する上で必要となる情報手段の基本的な操作の習得や,プログラミング的思考,情報モラル等に関する資質・能力等も含む


となっている。よくある先生たちの話で、「これで調べ学習が捗ります!」ということをよく聞く。調べ学習??上記の情報活用能力の中では”情報を得たり”というのは、すごく最初の方に記載されている。そのあと、整理・比較、発信・伝達、保存・共有と続いていく。調べることは情報活用能力の入り口だ。






結果としてタブレットで調べ、それを紙に転記したり、ノートに写したりしている。もちろん調べて情報に到達するためには、それなりの検索スキルが必要だ。同じ時間をかけても情報にたどり着く子と、そうでない子がいる、もちろん大人も同じ。


デジタルで検索した結果を、アナログで紙に写しとることがどれだけ大変で、難しいことか。大人でもそれを感じるはずだ。調べた結果の画面を見ながら必要なことを抜き出し、書き取るのは相当苦痛だ。そしてその結果を誰にどう発信・伝達するのか。多くは掲示物として背面掲示板に貼り、参観日などで見てもらうのだ。


そもそも調べるのはなんのためで、誰に伝え、どう保存するのか。調べ学習の入り口で、どこまで出口をプランニングできているのか。端末が一人一台ある環境で、デジタルでレポートをまとめることはそんなに難しくはない。音声入力でも、手書きでも方法はたくさんある。





端末が使える使えない、という議論の前に、学習のプロセスとしてどこまでイメージし、スタートしたのか。調べることは目的ではなく、それをアウトプットし、アーカイブすることが大切で、そこまでが学習計画、単元計画だと思う。そのために端末はどこまで使えて、どこが使えないか、最終的にアウトプットし、伝えるときに必要なスキルもある。それをどう学ぶのか。


デジタルの可能性はまだまだあるが、それを閉ざしてしまうような使わせ方のコントロールはしないほうがいい。ある部分、子どもたちに、活用のアイデアや、活用の幅、方法を委ねてみるのもいいかもしれない。大人たちが思いつかないような使い方で、活動はどんどん進むかもしれない。そしてその瞬間、先生がどんなリアクションを取るかによって、その次のステップが決まる。


子どもたちの使い方を面白がり、さらに活用につなげるような教師のスタンス。すごいね!の一言がかけられるかどうかが、活用の進化、深化を左右するかもしれない。

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