Toshihiro Doi2022年12月3日読了時間: 4分子ども支援一気に気温が下がった今週、12月になった。よく考えるとこれまでがあったか過ぎたのだと思うけど、急な寒さにちょっとびっくりしてしまった。サッカーも盛り上がっていて、スポーツは唯一明るいニュースだな、と感じてしまう。一生懸命な姿は無条件に人の心を動かす。このままどんどん勝ち進んでほしいな、と心から願う。今週も相変わらず忙しかったが、とっても楽しい仕事もあり、信頼できる仲間と一緒にできたことで、次に向けてのビジョンや、やりたいことがイメージできてきた。来週は久しぶりの長期の出張だ。仕込みはまだ十分ではないけど、楽しい出会いに期待したい。初めて会う人に、あなたの仕事はなんですか?と聞かれると意外と答えに窮してしまうところがある。自分の仕事を一体なんと呼べばいいのか、正直よくわからない。でも一番多いのは自治体のアドバイザーのような仕事が多い、あとはiPadの研修講師や講演会の講師、でも私の中では同じくらいの熱量で、子ども支援という領域がある。自分としては、直接的な支援はできていないけど、子どもたちを支援する人たちを支援する、という立ち位置で遠巻きに子どもたちを支えようとしている。子ども食堂や、フリースクール、居場所支援、制服バンク、訪問支援、電話相談など、その支援の形態は多岐に渡る。そんな風に子どもたちの現状を憂い、自分にできることは何か?と考えその意志と、強い想いや使命感で子どもたちを支援し続ける人たちの困りに寄り添い、自分にできることを積極的に行なっている。特に学習支援やICTに関わることについては、全面的に支援している。「令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」というものが、令和4年10月27日に 文部科学省初等中等教育局児童生徒課から出された。その中の統計データでは1)・小・中・高等学校における暴力行為の発生件数 76,441件(前年度66,201件) ・児童生徒1,000人当たりの暴力行為発生件数 6.0件(前年度5.1件) 2)・小・中・高・特別支援学校におけるいじめの認知件数 615,351件(前年度517,163件) ・児童生徒1,000人当たりのいじめの認知件数 47.7件(前年度39.7件) 3)・小・中学校における長期欠席者数 413,750人(前年度287,747人) ・うち,不登校児童生徒数 244,940人(前年度196,127人) 4)・高等学校における長期欠席者数 118,232人(前年度80,527人) ・うち,不登校生徒数 50,985人(前年度43,051人) 5)・高等学校における中途退学者数 38,928人(前年度34,965人) ・在籍生徒数に対する中途退学者の割合 1.2%(前年度1.1%) 6)・小・中・高等学校から報告のあった自殺した児童生徒数 368人(前年度415人)となっている。この数字を皆さんはどう見るだろうか。学校という仕組みに馴染めない子どもたちが、これだけの数いるのが今の日本の教育の現状だ。暴力、いじめ、長期欠席者、中途退学者、どれも昨年度の数値を超えている。自殺者は、減ってはいるが368人もいる。これはあくまで統計上の数値で実数として見えているもので、ここに上がってきていない、見えてない子どもたちはもっとたくさんいるはずだ。私はこの数値を見る限り、正常に学校というシステムが運営できているとは思えない。だからこそ今、大きな授業改革が必要だと思うし、子どもたちの選択肢をもっと増やしていきたいと思っている。学びの場はもっと多様化していい、公立の仕組みと民間の多様な受け皿は、もっと連携していくべきだ。そして国もそこに対する資金的な支援や、公立学校との連携の促進を図ってもいいと思う。社会が複雑化し、子どもたちも多様化している今、「学校」だけでは難しい、という現実を素直に受け止めるべきだ。子どもたちに対して、多様な学びの場を提供すること、居場所を作ることは当たり前にするべきだし、社会もそれに対して寛容であるべきだと思う。一番優先すべきは子どもたち一人一人の幸せで、その子どもたちの未来が、いずれは私たちの生活を支えていく。だからこそ今の自分の幸せではなく、子どもたちの幸せについて考え、未来にもっと投資すべきだし、私たちは強い関心を持つべきだと思う。そんなことをこれからも発信していきたいし、教育改革を進める一方で、子ども支援の活動も並行して続けていきたい。
一気に気温が下がった今週、12月になった。よく考えるとこれまでがあったか過ぎたのだと思うけど、急な寒さにちょっとびっくりしてしまった。サッカーも盛り上がっていて、スポーツは唯一明るいニュースだな、と感じてしまう。一生懸命な姿は無条件に人の心を動かす。このままどんどん勝ち進んでほしいな、と心から願う。今週も相変わらず忙しかったが、とっても楽しい仕事もあり、信頼できる仲間と一緒にできたことで、次に向けてのビジョンや、やりたいことがイメージできてきた。来週は久しぶりの長期の出張だ。仕込みはまだ十分ではないけど、楽しい出会いに期待したい。初めて会う人に、あなたの仕事はなんですか?と聞かれると意外と答えに窮してしまうところがある。自分の仕事を一体なんと呼べばいいのか、正直よくわからない。でも一番多いのは自治体のアドバイザーのような仕事が多い、あとはiPadの研修講師や講演会の講師、でも私の中では同じくらいの熱量で、子ども支援という領域がある。自分としては、直接的な支援はできていないけど、子どもたちを支援する人たちを支援する、という立ち位置で遠巻きに子どもたちを支えようとしている。子ども食堂や、フリースクール、居場所支援、制服バンク、訪問支援、電話相談など、その支援の形態は多岐に渡る。そんな風に子どもたちの現状を憂い、自分にできることは何か?と考えその意志と、強い想いや使命感で子どもたちを支援し続ける人たちの困りに寄り添い、自分にできることを積極的に行なっている。特に学習支援やICTに関わることについては、全面的に支援している。「令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」というものが、令和4年10月27日に 文部科学省初等中等教育局児童生徒課から出された。その中の統計データでは1)・小・中・高等学校における暴力行為の発生件数 76,441件(前年度66,201件) ・児童生徒1,000人当たりの暴力行為発生件数 6.0件(前年度5.1件) 2)・小・中・高・特別支援学校におけるいじめの認知件数 615,351件(前年度517,163件) ・児童生徒1,000人当たりのいじめの認知件数 47.7件(前年度39.7件) 3)・小・中学校における長期欠席者数 413,750人(前年度287,747人) ・うち,不登校児童生徒数 244,940人(前年度196,127人) 4)・高等学校における長期欠席者数 118,232人(前年度80,527人) ・うち,不登校生徒数 50,985人(前年度43,051人) 5)・高等学校における中途退学者数 38,928人(前年度34,965人) ・在籍生徒数に対する中途退学者の割合 1.2%(前年度1.1%) 6)・小・中・高等学校から報告のあった自殺した児童生徒数 368人(前年度415人)となっている。この数字を皆さんはどう見るだろうか。学校という仕組みに馴染めない子どもたちが、これだけの数いるのが今の日本の教育の現状だ。暴力、いじめ、長期欠席者、中途退学者、どれも昨年度の数値を超えている。自殺者は、減ってはいるが368人もいる。これはあくまで統計上の数値で実数として見えているもので、ここに上がってきていない、見えてない子どもたちはもっとたくさんいるはずだ。私はこの数値を見る限り、正常に学校というシステムが運営できているとは思えない。だからこそ今、大きな授業改革が必要だと思うし、子どもたちの選択肢をもっと増やしていきたいと思っている。学びの場はもっと多様化していい、公立の仕組みと民間の多様な受け皿は、もっと連携していくべきだ。そして国もそこに対する資金的な支援や、公立学校との連携の促進を図ってもいいと思う。社会が複雑化し、子どもたちも多様化している今、「学校」だけでは難しい、という現実を素直に受け止めるべきだ。子どもたちに対して、多様な学びの場を提供すること、居場所を作ることは当たり前にするべきだし、社会もそれに対して寛容であるべきだと思う。一番優先すべきは子どもたち一人一人の幸せで、その子どもたちの未来が、いずれは私たちの生活を支えていく。だからこそ今の自分の幸せではなく、子どもたちの幸せについて考え、未来にもっと投資すべきだし、私たちは強い関心を持つべきだと思う。そんなことをこれからも発信していきたいし、教育改革を進める一方で、子ども支援の活動も並行して続けていきたい。
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