Toshihiro Doi2020年3月28日読了時間: 3分ごちゃ混ぜチーム春の雨が続いている。風が強い日もあるが、田舎に住む我が家の周りは、たくさんの花が色とりどりに咲いている。春を感じることができるが、世界はそんなのんびりした空気はなく、日々感染者の数値が報告され、自粛要請・・たくさんのカタカナ言葉が飛び交っている。今週は地元での大きな仕事があったのと、小学校の卒業式に出席した。いよいようちの子どもたちも全員小学校を卒業した。元小学校の教員として、子どもたちの小学校生活を見ながら、いろいろ考えることも、思うこともたくさんあった10年だったが、それも最後となると感慨深い。地域の子ども会のお仕事がなくなるのもちょっぴり寂しい。在校生はいなかったものの、保護者の出席も叶えられ、子どもたちとしては良い卒業式だったように思う。今週は「ごちゃ混ぜチーム」というタイトルにした。コロナウイルスもGIGAスクール構想も、今起きてるこの現実は、これまで100年以上続いてきた、いろいろな学校の当たり前を、一気に吹き飛ばすことになると思う。後から考えても「あの年は・・」っていうポイントになるのではないだろうか。どちらもそのくらいのインパクトがある。休校措置が始まってちょうど1ヶ月が経過した。自体は好転する兆しもなく、世界的にもどんどん悪くなっている。いよいよ本気で次のフェーズを考えるべき時かもしれない。なんとなく春休みまで、というラインがあったが、ここにきて長引きそうな雲行きだ。先生たちも異動や新年度の対応、未履修の問題などに加え、消毒や授業するにあたっての注意事項など、想像するだけでも恐ろしいくらいの仕事量になるのは間違いない。具体的な人的配置の増員も、費用面の補助も何もなく、ガイドラインだけ出してどうなるというんだろうか。仮に学校を再開しても、隣の人と1メートルの間隔を開け、全員がマスクをつけ、入り口で消毒し、不要な会話は控え、全員が前を向いて学ぶ一斉授業の光景は、これからの学びと全く反対に進んでしまう。様々な対応や判断、決断を迫られた時に、もちろんトップの判断はすごく大事で、重たい。でも、下支えをしている多くの人たちは、チームで仕事をしているはずだ。そしてそのチームのあり方が大切だと感じている。いろいろな立場の人がいて、価値観があって、それぞれに思いがある。だからこそ、一つのチームを形成して、その中で議論すること、判断、決定することが大切なのではないか。同質の同じ世界の住人が、同じような発想で考えるから、同じ結論しか出ない。これは学校にも言えることで、同年齢、同じ地域に住んでいる子どもたちが集められ、年間1000時間以上の授業を受け続けることはすごく不自然なことかもしれない。これからの社会では、価値観や考えをごちゃ混ぜにしたチームを編成することでこそ、新しいものが生まれる。実際に社会で働く場面では、そういうことの連続で、その中で合意形成を図って折り合いをつけながら、最適解を導き出すのだ。一旦リセットして、学校の在り方、学び方を考えていくタイミングでは、その世界ではない人も含めて、みんなで考えていくチームを再編成することが必要なのかもしれない。子どもたちの未来は、私たちの未来でもある。このタイミングで、一度学校教育もリセットして、新しい価値観をごちゃ混ぜチームで議論したい。
春の雨が続いている。風が強い日もあるが、田舎に住む我が家の周りは、たくさんの花が色とりどりに咲いている。春を感じることができるが、世界はそんなのんびりした空気はなく、日々感染者の数値が報告され、自粛要請・・たくさんのカタカナ言葉が飛び交っている。今週は地元での大きな仕事があったのと、小学校の卒業式に出席した。いよいようちの子どもたちも全員小学校を卒業した。元小学校の教員として、子どもたちの小学校生活を見ながら、いろいろ考えることも、思うこともたくさんあった10年だったが、それも最後となると感慨深い。地域の子ども会のお仕事がなくなるのもちょっぴり寂しい。在校生はいなかったものの、保護者の出席も叶えられ、子どもたちとしては良い卒業式だったように思う。今週は「ごちゃ混ぜチーム」というタイトルにした。コロナウイルスもGIGAスクール構想も、今起きてるこの現実は、これまで100年以上続いてきた、いろいろな学校の当たり前を、一気に吹き飛ばすことになると思う。後から考えても「あの年は・・」っていうポイントになるのではないだろうか。どちらもそのくらいのインパクトがある。休校措置が始まってちょうど1ヶ月が経過した。自体は好転する兆しもなく、世界的にもどんどん悪くなっている。いよいよ本気で次のフェーズを考えるべき時かもしれない。なんとなく春休みまで、というラインがあったが、ここにきて長引きそうな雲行きだ。先生たちも異動や新年度の対応、未履修の問題などに加え、消毒や授業するにあたっての注意事項など、想像するだけでも恐ろしいくらいの仕事量になるのは間違いない。具体的な人的配置の増員も、費用面の補助も何もなく、ガイドラインだけ出してどうなるというんだろうか。仮に学校を再開しても、隣の人と1メートルの間隔を開け、全員がマスクをつけ、入り口で消毒し、不要な会話は控え、全員が前を向いて学ぶ一斉授業の光景は、これからの学びと全く反対に進んでしまう。様々な対応や判断、決断を迫られた時に、もちろんトップの判断はすごく大事で、重たい。でも、下支えをしている多くの人たちは、チームで仕事をしているはずだ。そしてそのチームのあり方が大切だと感じている。いろいろな立場の人がいて、価値観があって、それぞれに思いがある。だからこそ、一つのチームを形成して、その中で議論すること、判断、決定することが大切なのではないか。同質の同じ世界の住人が、同じような発想で考えるから、同じ結論しか出ない。これは学校にも言えることで、同年齢、同じ地域に住んでいる子どもたちが集められ、年間1000時間以上の授業を受け続けることはすごく不自然なことかもしれない。これからの社会では、価値観や考えをごちゃ混ぜにしたチームを編成することでこそ、新しいものが生まれる。実際に社会で働く場面では、そういうことの連続で、その中で合意形成を図って折り合いをつけながら、最適解を導き出すのだ。一旦リセットして、学校の在り方、学び方を考えていくタイミングでは、その世界ではない人も含めて、みんなで考えていくチームを再編成することが必要なのかもしれない。子どもたちの未来は、私たちの未来でもある。このタイミングで、一度学校教育もリセットして、新しい価値観をごちゃ混ぜチームで議論したい。
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