Toshihiro Doi2020年11月21日読了時間: 3分みんなで関わる今週はあったかい日が多く、幸いにも出張先で雨に降られなかった。今週の仕事はとても忙しい1週間だった。月曜日はようやく形になった未来教育創造プロジェクト会議、火曜日は基礎研修動画活用研修、水曜日はiPad基礎研修、木曜日は研究授業の指導助言、そして金曜日は教育委員会向けワークショップと、午後からは奈良で学校視察、その後のワークショップ、そして土曜日にようやく帰宅、というとんでもないスケジュールだった。どれも違っていて、それぞれに関わる人たちが現地にいて、充実した時間を過ごした。考えることはとっても多くあるが、みんなこれからの教育のために、どうすべきか、何ができるかを考えている。しばらくはこんな生活が続きそうだ。 今週、ずっと考えていたことが2つ形になった。一つは未来教育創造プロジェクトだ。現在いくつかの自治体で、ICTのアドバイザーやGIGAスクールのアドバイザー的な役割を引き受けている。その一つの自治体で開かれた会議だ。多くの自治体では整備が進みつつあり、それに合わせて、これからの教育のあり方や、利活用を推進していくための方法を考えている。研修の計画や人材育成、持ち帰り、IDの管理、など、山積している課題を一つずつ議論しているのだ。今回のGIGAスクールは、これまでに経験のないことが多く、知見を持つ人も足りていない。多くの自治体は、教育委員会や現場の先生を中心にし、いろんなことを決定している。しかし、わからない中で進めていく不安は大きい。今回のこのプロジェクト会議は、教育委員会や教員だけではなく、広く市民の意見を聞き、多くのアイデアをもらいたい、という思いから作った。PTAや、民間企業、起業家やフリースクールの代表者、それに現場の教諭、管理職、そして私。オブザーバーには教育委員会の色々な課の人たちに入ってもらった。子どもたちの未来のこと、これからの学校のこと、ごちゃ混ぜのメンバーで議論し、考えていく必要がある。思っていた通り、議論の視点は多方面にわたり、その多くがとても前向きでうれしくなる言葉がたくさん出てきた。先生たちの肩の荷も軽くなったかもしれない。不安に思っている保護者の声や、アナログも大切にしてほしい、という現役プログラマーの声、それぞれの思いをクロストークで語れた。次もとっても楽しみだ。もう一つは動画コンテンツだ。以前のブログでも紹介したが、iPadの基礎研修動画が完成し、初めてその使い方の研修を実施した。自分が写っている動画を紹介するのはかなり恥ずかしかったけど、先生たちにはとても感謝された。当日は、コンセプトの紹介や、撮影の様子なども紹介し、実際の研修の実施方法をレクチャーした。そして、それを元にしてデモ的に先生方にも研修講師をしてもらった。慣れない中だったが、それぞれが工夫しながら、自分なりの研修の方法を考えてもらうことができた。自治体全員に研修をすることは難しいけど、各校で工夫し、基礎的なスキルはもれなく身につけられる仕組みを作っていきたい。こういったいろんな活動を通して、裾野を広げていき、ICTに限らず、学校の中で起きていることをどんどんオープンにしていきたい。子どもたちを育てるステージは学校だけではない、家庭や地域、社会全体で今の現場を正しく理解し、適切な関わりを続けていける世の中に変えていきたい。そのための強力な道具に、ICTはきっとなれるはずだ。
今週はあったかい日が多く、幸いにも出張先で雨に降られなかった。今週の仕事はとても忙しい1週間だった。月曜日はようやく形になった未来教育創造プロジェクト会議、火曜日は基礎研修動画活用研修、水曜日はiPad基礎研修、木曜日は研究授業の指導助言、そして金曜日は教育委員会向けワークショップと、午後からは奈良で学校視察、その後のワークショップ、そして土曜日にようやく帰宅、というとんでもないスケジュールだった。どれも違っていて、それぞれに関わる人たちが現地にいて、充実した時間を過ごした。考えることはとっても多くあるが、みんなこれからの教育のために、どうすべきか、何ができるかを考えている。しばらくはこんな生活が続きそうだ。 今週、ずっと考えていたことが2つ形になった。一つは未来教育創造プロジェクトだ。現在いくつかの自治体で、ICTのアドバイザーやGIGAスクールのアドバイザー的な役割を引き受けている。その一つの自治体で開かれた会議だ。多くの自治体では整備が進みつつあり、それに合わせて、これからの教育のあり方や、利活用を推進していくための方法を考えている。研修の計画や人材育成、持ち帰り、IDの管理、など、山積している課題を一つずつ議論しているのだ。今回のGIGAスクールは、これまでに経験のないことが多く、知見を持つ人も足りていない。多くの自治体は、教育委員会や現場の先生を中心にし、いろんなことを決定している。しかし、わからない中で進めていく不安は大きい。今回のこのプロジェクト会議は、教育委員会や教員だけではなく、広く市民の意見を聞き、多くのアイデアをもらいたい、という思いから作った。PTAや、民間企業、起業家やフリースクールの代表者、それに現場の教諭、管理職、そして私。オブザーバーには教育委員会の色々な課の人たちに入ってもらった。子どもたちの未来のこと、これからの学校のこと、ごちゃ混ぜのメンバーで議論し、考えていく必要がある。思っていた通り、議論の視点は多方面にわたり、その多くがとても前向きでうれしくなる言葉がたくさん出てきた。先生たちの肩の荷も軽くなったかもしれない。不安に思っている保護者の声や、アナログも大切にしてほしい、という現役プログラマーの声、それぞれの思いをクロストークで語れた。次もとっても楽しみだ。もう一つは動画コンテンツだ。以前のブログでも紹介したが、iPadの基礎研修動画が完成し、初めてその使い方の研修を実施した。自分が写っている動画を紹介するのはかなり恥ずかしかったけど、先生たちにはとても感謝された。当日は、コンセプトの紹介や、撮影の様子なども紹介し、実際の研修の実施方法をレクチャーした。そして、それを元にしてデモ的に先生方にも研修講師をしてもらった。慣れない中だったが、それぞれが工夫しながら、自分なりの研修の方法を考えてもらうことができた。自治体全員に研修をすることは難しいけど、各校で工夫し、基礎的なスキルはもれなく身につけられる仕組みを作っていきたい。こういったいろんな活動を通して、裾野を広げていき、ICTに限らず、学校の中で起きていることをどんどんオープンにしていきたい。子どもたちを育てるステージは学校だけではない、家庭や地域、社会全体で今の現場を正しく理解し、適切な関わりを続けていける世の中に変えていきたい。そのための強力な道具に、ICTはきっとなれるはずだ。
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