Toshihiro Doi2020年7月11日読了時間: 3分オンライン教育活動の日常化今週は梅雨特有の大雨が続き、全国ニュースでも度々大分が報道され、多くの方からメールやメッセージ等で連絡をいただいた。幸い我が家は被害はないけれど、県内はかなり大きなダメージを受けている。特に観光と農業の被害は大きい。九州に住んでいると大雨や台風には慣れているのだが、近年の雨の被害は予想を超え、想定を超えた雨量が降るのでとても厳しい。コロナで沈んでいた産業に、追い討ちをかけるような状態になっている。近隣の県からのボランティアも受け入れることができず、途方に暮れていることと思う。実際は報道すらされないような道の寸断や、断水、停電も多く残り、孤立しているところもあるようで、ネットや電話のインフラ被害もかなり大きい。このまま雨が上がってくれるといいけど、もう少し続きそうで心配は募る。今週のブログは「オンライン教育活動の日常化」というタイトルにした。オフライン、対面での授業に戻って1ヶ月が経過した。子どもたちは元の日常に戻れたか?いや、戻れてはいない。暑い中マスクをつけて登校し、速いスピードで教科書の内容を詰め込まれ、静かに前を向いて給食を食べ、静かに休み時間を過ごしている。中には密を防ぐために子どもがパトロールしているような学校もあるみたいだ。先生たちは、授業が終わった後、全てのものを消毒のためにアルコール等で拭くなどの作業を強いられ、業務は明らかに増えている。夏休みも短縮され、その短い期間に出張や研修が入り、あっという間に2学期がやってくる。運動会の実施も悩ましいところだ。休校の間、オンラインでの授業を実施できなかった多くの公立学校だが、この間にGIGAスクール構想によるICTの環境整備が着々と進んでいる。早いところでは教員用の端末に続き、2学期以降に児童生徒用端末が入るところも出てくるだろう。休校中の格差は社会問題になり、色々な報道がなされ、社会的にもその現状が認知された。オンライン授業、に限らず”オンライン教育活動”というには理由があり、小・中学校の場合は法律的に、授業時数としてのカウントはされない。0ではないが正式な授業としては認められていないのだ。もちろん先行した自治体が行っていた、朝の会や、質問タイム、などは学びのモチベーションを上げ、先生や友だちとの関係構築にはすごく役立ったし、不安の解消には大きな効果があった。コロナ対策だけではなく、不登校の子どもたちや、病気で入院している子ども、ケガで動きづらい子ども、基礎疾患があり不安を抱いている子ども、そして今回のような水害で学校に行けない子どもたちがいる。登校しても窮屈な学校生活を強いられて、長時間拘束され、消毒で手荒れし、マスクの中に汗をかいて授業を受ける毎日。それよりも、密を防ぎながら家庭で過ごし、オンラインでできる学習はオンラインで置き換え、自分のタイミングで学ぶことができる環境があってもいいのではないだろうか。対面でしたほうがいいものと、オンラインでも十分な教育効果が挙げられるもの、そして、子どもたちの事情によって選べる環境。そういったことを積極的に選択肢として取り入れ、大きく変わっていかないと意味がない。GIGAスクール構想でDX(デジタルトランスフォーメーション)を本気で進めるのであれば、そもそもの学校のあり方も問い直していく必要があるのかもしれない。とにかく、子どもたちも先生も、のびのびと笑顔で楽しく学ぶことができるように、新しい発想で創造していくしかない。
今週は梅雨特有の大雨が続き、全国ニュースでも度々大分が報道され、多くの方からメールやメッセージ等で連絡をいただいた。幸い我が家は被害はないけれど、県内はかなり大きなダメージを受けている。特に観光と農業の被害は大きい。九州に住んでいると大雨や台風には慣れているのだが、近年の雨の被害は予想を超え、想定を超えた雨量が降るのでとても厳しい。コロナで沈んでいた産業に、追い討ちをかけるような状態になっている。近隣の県からのボランティアも受け入れることができず、途方に暮れていることと思う。実際は報道すらされないような道の寸断や、断水、停電も多く残り、孤立しているところもあるようで、ネットや電話のインフラ被害もかなり大きい。このまま雨が上がってくれるといいけど、もう少し続きそうで心配は募る。今週のブログは「オンライン教育活動の日常化」というタイトルにした。オフライン、対面での授業に戻って1ヶ月が経過した。子どもたちは元の日常に戻れたか?いや、戻れてはいない。暑い中マスクをつけて登校し、速いスピードで教科書の内容を詰め込まれ、静かに前を向いて給食を食べ、静かに休み時間を過ごしている。中には密を防ぐために子どもがパトロールしているような学校もあるみたいだ。先生たちは、授業が終わった後、全てのものを消毒のためにアルコール等で拭くなどの作業を強いられ、業務は明らかに増えている。夏休みも短縮され、その短い期間に出張や研修が入り、あっという間に2学期がやってくる。運動会の実施も悩ましいところだ。休校の間、オンラインでの授業を実施できなかった多くの公立学校だが、この間にGIGAスクール構想によるICTの環境整備が着々と進んでいる。早いところでは教員用の端末に続き、2学期以降に児童生徒用端末が入るところも出てくるだろう。休校中の格差は社会問題になり、色々な報道がなされ、社会的にもその現状が認知された。オンライン授業、に限らず”オンライン教育活動”というには理由があり、小・中学校の場合は法律的に、授業時数としてのカウントはされない。0ではないが正式な授業としては認められていないのだ。もちろん先行した自治体が行っていた、朝の会や、質問タイム、などは学びのモチベーションを上げ、先生や友だちとの関係構築にはすごく役立ったし、不安の解消には大きな効果があった。コロナ対策だけではなく、不登校の子どもたちや、病気で入院している子ども、ケガで動きづらい子ども、基礎疾患があり不安を抱いている子ども、そして今回のような水害で学校に行けない子どもたちがいる。登校しても窮屈な学校生活を強いられて、長時間拘束され、消毒で手荒れし、マスクの中に汗をかいて授業を受ける毎日。それよりも、密を防ぎながら家庭で過ごし、オンラインでできる学習はオンラインで置き換え、自分のタイミングで学ぶことができる環境があってもいいのではないだろうか。対面でしたほうがいいものと、オンラインでも十分な教育効果が挙げられるもの、そして、子どもたちの事情によって選べる環境。そういったことを積極的に選択肢として取り入れ、大きく変わっていかないと意味がない。GIGAスクール構想でDX(デジタルトランスフォーメーション)を本気で進めるのであれば、そもそもの学校のあり方も問い直していく必要があるのかもしれない。とにかく、子どもたちも先生も、のびのびと笑顔で楽しく学ぶことができるように、新しい発想で創造していくしかない。
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