プロの仕事Toshihiro Doi2020年10月10日読了時間: 3分今週も台風が来るのかと思ったが、全く大分に被害はなく、穏やかな週末だ。稲刈りも終わり、ホッと一息だが、仕事は相変わらず忙しい。ずいぶん涼しくなってきて、庭の草花も元気に成長し、色とりどりの花が咲いている。今週は、ほぼずっと東京にいた。久しぶりに会う人たちや、せわしい東京の空気、騒音が、久しぶりすぎて少ししんどかった。大分に帰ってきてホッとした気持ちになった。今週のブログは「プロの仕事」とした。久しぶりの東京での仕事は、動画の収録だった。あまり今まで会ったことのない職種のプロの人たちとの仕事だ。この時期、仕事で出会う新しい人たちとも、オンラインで初対面、ということが多くなった。顔の表情はわかるけど、身長とか、その人の雰囲気、声のトーンなどはやっぱり会ってみて初めてわかる。なので、オフラインで初めて会う時は変な緊張がある。メールやメッセージ、zoomでは何度も会っているが初対面、という不思議な感覚だ。映像の制作を仕事として、プロとして行っている彼らの仕事場は、地下にあった。外の音が入らないようにするにはこれが一番、と言っていた。確かに窓もなく、コンクリートと防音のためのスポンジで壁を覆われているので、外の音や天気、時間の感覚も全く感じられない。シンとした空間が広がっていた。大量のLEDの照明やカメラ、モニタ、パソコン、配線、グリーンバックのセットなどが張り巡らされたスタジオは、雑然としていたがカッコよかった。その仕事ぶりも丁寧で、演者への言葉かけ、雰囲気作り、言葉のセレクト、間合いの取り方、など素人の私たちでもわかりやすく、気持ちよく仕事ができた。もちろんうまくはないけれど、緊張感のある現場は心地よい。少しのミスも、さらっと気づき、嫌な気持ちにさせない進行や、完成をイメージした上で必要なカットをどんどん収録していくテンポのよさ。表情を見ながら会話をし、適切なタイミングで、疲れに配慮しながら休息を入れていく。ふと気がつくのは、学校の先生に似ている、ということだ。子どもたちと一緒にいろんなことにチャレンジしていく中で、適切に声をかけ、いい雰囲気を作り、テンポよく言葉をかけていく。このスキルはコミュニケーションをとる上で欠かせないポイントだ。学級経営にも通じるところがある。何の接点もない職業だが、学ぶべきところはたくさんあった。たった二日間だが、スタジオに缶詰で、たくさんの動画を撮った。不思議とスタッフの人たちと息があってきたり、考えを読めたりすることができてくる。そうやって間合いを詰めていくのだ。世の中にはいろんな仕事があって、プロとしてプライドを持って働く人たちがたくさんいる。それぞれが相互に社会の役にたち、支え合って世の中は成り立っている。そしてプロの人たちの仕事ぶりは、学ぶべきところがたくさんある。先生も、学校という社会だけではなく、もっといろんな人たちに出会って、その価値観や仕事ぶりから学び、感じ取り、いろんなものの見方ができるといいな、と思う。そして子どもたちにもそれを伝えてほしいし、出会わせてほしいと思う。もっと心や体にゆとりがあって、外に目が向けられるようになると、いろんな問題は解決するかもしれない。
今週も台風が来るのかと思ったが、全く大分に被害はなく、穏やかな週末だ。稲刈りも終わり、ホッと一息だが、仕事は相変わらず忙しい。ずいぶん涼しくなってきて、庭の草花も元気に成長し、色とりどりの花が咲いている。今週は、ほぼずっと東京にいた。久しぶりに会う人たちや、せわしい東京の空気、騒音が、久しぶりすぎて少ししんどかった。大分に帰ってきてホッとした気持ちになった。今週のブログは「プロの仕事」とした。久しぶりの東京での仕事は、動画の収録だった。あまり今まで会ったことのない職種のプロの人たちとの仕事だ。この時期、仕事で出会う新しい人たちとも、オンラインで初対面、ということが多くなった。顔の表情はわかるけど、身長とか、その人の雰囲気、声のトーンなどはやっぱり会ってみて初めてわかる。なので、オフラインで初めて会う時は変な緊張がある。メールやメッセージ、zoomでは何度も会っているが初対面、という不思議な感覚だ。映像の制作を仕事として、プロとして行っている彼らの仕事場は、地下にあった。外の音が入らないようにするにはこれが一番、と言っていた。確かに窓もなく、コンクリートと防音のためのスポンジで壁を覆われているので、外の音や天気、時間の感覚も全く感じられない。シンとした空間が広がっていた。大量のLEDの照明やカメラ、モニタ、パソコン、配線、グリーンバックのセットなどが張り巡らされたスタジオは、雑然としていたがカッコよかった。その仕事ぶりも丁寧で、演者への言葉かけ、雰囲気作り、言葉のセレクト、間合いの取り方、など素人の私たちでもわかりやすく、気持ちよく仕事ができた。もちろんうまくはないけれど、緊張感のある現場は心地よい。少しのミスも、さらっと気づき、嫌な気持ちにさせない進行や、完成をイメージした上で必要なカットをどんどん収録していくテンポのよさ。表情を見ながら会話をし、適切なタイミングで、疲れに配慮しながら休息を入れていく。ふと気がつくのは、学校の先生に似ている、ということだ。子どもたちと一緒にいろんなことにチャレンジしていく中で、適切に声をかけ、いい雰囲気を作り、テンポよく言葉をかけていく。このスキルはコミュニケーションをとる上で欠かせないポイントだ。学級経営にも通じるところがある。何の接点もない職業だが、学ぶべきところはたくさんあった。たった二日間だが、スタジオに缶詰で、たくさんの動画を撮った。不思議とスタッフの人たちと息があってきたり、考えを読めたりすることができてくる。そうやって間合いを詰めていくのだ。世の中にはいろんな仕事があって、プロとしてプライドを持って働く人たちがたくさんいる。それぞれが相互に社会の役にたち、支え合って世の中は成り立っている。そしてプロの人たちの仕事ぶりは、学ぶべきところがたくさんある。先生も、学校という社会だけではなく、もっといろんな人たちに出会って、その価値観や仕事ぶりから学び、感じ取り、いろんなものの見方ができるといいな、と思う。そして子どもたちにもそれを伝えてほしいし、出会わせてほしいと思う。もっと心や体にゆとりがあって、外に目が向けられるようになると、いろんな問題は解決するかもしれない。
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