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執筆者の写真Toshihiro Doi

人をつなげるICT

今週急な関東方面へのお仕事で、東京へ出張した。その夜、ぽっかりと予定が空いていたので、15年前の教え子にSNSを使って連絡した。すぐに会う段取りになり、東京に住んでいるもう一人の教え子を呼んでくれて、あっという間に飲み会になった。久しぶりに会う15年前の教え子はもう27歳、自分が担任していた頃よりも歳をとっていた。大分をでて、東京で生き生きと働くその子たちを見て、元気をもらった。「東京で先生と飲むのが夢だったので、叶いました」と言ってくれるその子たちはとても愛おしく、こんな風に飲めることをシアワセに思った。大人の会話ができるようになり、仕事のこと、家族のこと、これからのことを話した。




今週はその他の仕事も、人とのつながりから生まれたものばかりだった。STEAM教室プロジェクト、iPadの設定作業や研修、自治体の導入設計コンサル、やっている内容は毎日様々で、場所もバラバラだけど、どれも人とのつながりや縁から生まれた仕事、長く関わっていきたいものばかりだ。行った先にまた新たな出会いがあり、つながっていく。




私の得意なことは、きっと人とつながっていくことだ。ある人から「あなたは人をつなげ、編むことができる人だ」と言われたことがある。昔会った児童相談所の相談員の方からは、「あなたのとこには困っている人が近寄ってきます」と言われたこともある。もちろんうまくいかないこともたくさんあるし、そこに悩まされることも多い。でもポジティブにそこを捉え直し、また関係性を作っていくことも大切にしたい。





さて、テクノロジーを教育に生かすことをよく思わない人たちは、"対面こそすべて”、”コミュニケーションが大切だ”、”体験に勝るものはない”、とよく言う。

しかし、こういった人とのつながりの多くは、今はテクノロジーの力や、SNSによるところが大きい。

対面し、双方向で話すことは遠隔webシステムでより簡単に、すぐにつながることができるようになった。コミュニケーションはSNSを中心にし、誰でも簡単にスマホひとつでできるようになった。体験も、できない体験すら疑似体験できる上に、体験したことをより豊かに理解し、何度でも体験することができるようになった。




人とつながるツールとして、ICTはこれから必須アイテムだ。人と出会い、縁をつなげ、仕事をしたり、体験しながら、豊かになっていく。どちらか、ではなくどちらもできること、ハイブリッドな人がこれから求められる。




大切なのはバランスだ、その感覚を失わないようにさえ意識していれば、きっと大丈夫だと思う。子どもにも大人にもそのバランス感覚は大切で、特に子どもたちは気づくとどんどんのめり込んでしまうので、様子を見ながら一緒にバランス感覚を養っていく必要がある。

農作業も、味噌作りもできて、プログラミングも、プレゼンテーションもできる人になっていく必要がある。

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