• Toshihiro Doi

学校や先生を支える

今日はこの冬で一番の寒さだ。毎日同時刻に散歩に行っていると、そういう違いを肌で感じることができる。気象情報もあるが、朝外に出た時の感覚は大体あっている。今週は久しぶりにずっと大分にいた。研修が全てオンラインに変わり、仕事場からオンラインで操作研修することも多くなった。ある程度の設備が整ってきたので、自分でも使いやすい環境になってきた。


最近の学校現場の混乱は、かなりの様子で、どの先生も疲れた表情だ。精神的にも、いつ自分や自分の学級で起きるかわからない不安と、オンラインへのプレッシャーで押し潰されそうになっているのがよくわかる。

子どもたちへの感染の広がりも大きく、症状は軽いとはいえ、苦しんでいる声も聞くことが多くなった。早く安心して学校に行けるようになって欲しい。





今週ニュースで、全国の教員不足のことが大きな話題になった。初めて文科省が調査をし、実態を公表したのだ。公立学校には定員があって、その基準は国が作っている。そこにさらに地方ごとの措置等があり、学級数などによって学校の教員定数が決まる。その定数に足りていないと、実務として授業ができない教科や、担任が足りない、という切実な問題に直結する。


私が採用された頃は、小学校での採用倍率は20倍くらいだった。今は1.4倍にまで下がっていて、どんどん若い人たちが教壇に立っている。今の現場の教員の年齢構成はかなりバランスが悪い。50代の先生たちがとても多く、40代、30代の世代が圧倒的に少ない。つまり私たちの世代の人数が、まずとても少ないのだ。大量退職や、児童生徒数の減少に伴う学校数、学級数の減少もあり、そのバランスをとりながら若い人たちの採用人数をどんどん増やしている。なので、現場にはベテランの教員と、とても若い教員で溢れている。


臨時講師の割合も、私の頃は県内だけで600人以上いたが、その人たちも別の職種に移ったり、近年採用された人も多く、登録者の数が減っている。昇給もほとんどなく、夏のボーナスも少ないので、長くは続けられない。その上業務内容は普通の教員と全く変わらない。さらには学校がブラックな職場として報道されることも多く、「先生」という仕事のイメージは下がる一方だ。



コロナ禍での学校や、GIGAスクール構想で入ってきた端末、保護者や社会のニーズ、いろんなものに押し潰されそうになりながらも、多くの先生たちは前向きで、笑顔だ。全国には頑張るいい先生がたくさんいる。


子どもたちの成長を一番近くで見ることができ、その喜びを共に感じることができること、自分の想像を軽々超えて、自由に創造する姿を目の当たりにし、驚くことができる「先生」という仕事は、やっぱりとても魅力的だと思う。何より子どもたちは可愛いし、すごい。現場を離れた今でも、学校に行き授業を見たり、授業をしたりすると本当に純粋に楽しいのだ。


先生の仕事は辛いことばかりではなく、それを上回る楽しさや幸せ、働きがいもたくさんある。それを知っているからこそ先生たちは、その仕事にこだわり、学び続け、挑戦し続けるのだと思う。だからこそ現場にいない私たちが、もっと子どもたち、先生たちの幸せのためにできることがあると思う。





頑張る前向きな先生たちをつなぐコミュニティや、働きやすい環境、そっと寄り添いサポートできる体制づくり、おかしいことを正していくために、一緒になって支援できる体制づくり、学校ではサポートしきれない子どもたちの支援、もちろんICTを使った新しい授業や働き方の改善など、まだまだたくさんありそうだ。


子どもたちを育てるのは学校や先生だけではない、社会全体でそれを支え、私たち自身もジブンゴトとして考え、支えていくこと。安心して学び、成長でき、先生たちが楽しく働ける環境をみんなでつくることが急務だ。

子どもたちの未来が、この閉塞感を打破する唯一の希望だとしたら、何よりそこにお金も人の力も注ぐべきだ。私も微力だけど全力を尽くしたい。


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