• Toshihiro Doi

新しい気持ちで

桜の花が、ようやく大分でも満開になってきた。なんとなくピンクの街並みに、それ以外の花もたくさん咲いて、田舎の道沿いは本当に綺麗だ。気温も昼間は20度を超え、なんとなくウキウキした気持ちになる。ついつい散歩の時間も長くなりがちだ。





仕事も少しゆっくりしていて、現場や教育委員会が年度末でバタバタしているので、少し私には時間がある。次年度の予定も少しずつ入ってきた。次年度から始まる新しい仕事、新しい体制、一緒に働く新しいメンバー、私もとってもワクワクしている。3期目に入って、時代に合わせて私の仕事も少しずつ変わってきた。


今日は「新しい気持ちで」というタイトルにした。大分では、地元の新聞に先生たちの異動が掲載される。事前情報も漏れ聞こえてくるが、子どもたちは早起きして、新聞にマーキングしながら一喜一憂していた。子どもたちにとっても、先生の異動はとっても大きな関心ごとだ。自分の通う学校にどんな先生が来るのか。新しく始まる毎日に想いを馳せる。


新聞を見ていると、新採用の先生もとっても多いけど、同じくらい「再任用」の先生も多いと感じた。28年以上現場で働いて、その間行政の仕事をしたり、組合の仕事をしたり、管理職として退職した先生たちが、再び現場で教壇に立つ。さまざまな経験値と、これまでのいろんな歴史を知る再任用の先生たちは、現場にとって強力なメンバーになる、と信じたい。遠慮して小さくなるのではなく、それこそ先生達の伴走者として、その知見を存分に生かし、若者たちがのびのび働ける最強のサポーターになって欲しい。






新聞に掲載されたたくさんの名前をぼんやり眺めていると、それぞれにドラマがあり、新しいスタートがあるんだなぁ、と思う。納得いかない人事も、うれしい人事もそれぞれだ。これから始まる1年は、間違いなく大きな変革の年になる。全国のどの学校にも一人一台の端末が整備され、本格的に動き始める4月なのだ。


ベテランの先生の経験値も、若い先生達の柔軟な発想も、そして何より子ども達の創造性も、全て生かして、巻き込んで進めていくしかない状況だ。それに加えて保護者や地域住民、社会教育に関わる人たち、議員さん、みんなでこれからの教育について、変革について考え、進めていく必要がある。そのくらい大きな転換期だと思う。


先日久しぶりのオフラインの対面研修で「主役は子どもたち」というスライドを最後に見せた。先生がスキルアップし、子どもたちに指導する、というマインドセットを変えていきましょう、と話した。先生がスキルを身につけるのは、自分のためでいいと思う。自分自身が楽しく使うため、授業で活用するため、豊かな生活のためで十分だ。





今先生たちが何よりすべきは、その端末を使った授業をどうデザインするか、これに尽きる。授業デザインを考えるのは先生にしかできない唯一の仕事、自分の勤務する学校、クラスの子どもたちは1つしかなく、その子たちと創る授業は先生にしかデザインできない。だからこそ、子どもたちが主役で、子どもたちの創造性を伸ばせるような授業を作ってほしい。


来週はいよいよ4月、新しい気持ちで、ワクワク待つ子どもたちと、楽しい授業、楽しい教室、楽しい学校を創って欲しいと思う。そのためにできる最大限のお手伝いを、私も新しい気持ちを持って続けていきたい。

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