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新たなチャレンジ

執筆者の写真: Toshihiro DoiToshihiro Doi

気温が一気に下がり、秋を通り越して冬のような日が続いている。先週は半袖だったのに、今週は長袖でジャケットまで着込んでしまった。冬物の服を出したり、ストーブの芯を交換したり、急な冬支度に追われた。今日も天気は良く、カラッと晴れて気持ちがいい。


仕事の方は相変わらず忙しく、朝から晩まで誰かと話したり、メール、メッセージ、電話、zoom、いろんな連絡ツールが増えすぎて、返信し忘れないか常に気を張っている気がする。リアル訪問も増えたが、隙間や移動時間にオンラインが入っているので、自分の時間を見つけるのが難しい。





今週のブログは「新たなチャレンジ」というタイトルにした。先週末、ようやく半年のお米作りを終えた。軽い教材研究のつもりでスタートしたお米づくり、野菜とは圧倒的に違う稲作の世界。かれこれ12年くらいになる。保護者の家に弟子入りして、今の家になって本格的に始めた米作りだ。


借りている田んぼはもう3箇所目になる。農機具も全て中古で、人との縁で手に入れてきたので、故障も多く、その度に分解して、修理して、仕組みを覚えて、コツやクセをつかんできた。そして何台も買い換えた。一緒に作ってくれる仲間との時間、家族に手伝ってもらった時間、どれも楽しい思い出だ。子どもたちがトラクターに乗ったり、田植え機を動かしたり、コンバインを操作したり、子どもの成長の姿も田んぼで見てきた。


ようやく安定してきたかな、と思いかけたこの数年、大きな病害虫にやられ、また振り出しに戻された気持ちだった。今年は籾まきから手伝うことにして、小さなアップデートや改善を繰り返してきた。そのおかげもあって、長雨での日照不足にも負けず、稲は最後まで頑張ってくれて、大きな収穫を得ることができた。





ピカピカのお米の匂いや、粘りは何にも変えがたく、この季節はご飯がすすむ。全国のお友だちにも発送し、きっと美味しく食べてくれていることだと思う。そして長年考え続けてきたことをそろそろ実行してみようと思っている。お米を作る田んぼは、基本的に稼働しているのが5月下旬から10月上旬までだ。そこから約半年はトラクターで起こす以外の活用はない。


その期間を利用して、今年は小麦作りにチャレンジしてみようと企んでいる。農協に相談に行ったり、同じ田んぼの組合の人にも相談を始めた。そもそも、全くもって作る工程すら知らないのだ。でも生活の中で小麦を使う場面はたくさんあるし、うちはパンやお菓子も作るので、あって困ることはないだろう。単純な好奇心だけど、チャレンジを始めようと思う。





新たなチャレンジは、本当はワクワクするものだ。それが自発的な動機や、単純な好奇心であればなおさら面白い。好奇心に火がつき、やる気になったり、モチベーションが高まれば、頭も体も自然と動きたくなるはずなのだ。


これは子どもたちも、大人も同じ構造だと思う。ということは・・・したくない、できない、時間がない、意義が見出せないのであれば、まだその高まりに至ってない、ということなのだ。そんな人を動かしていくことはとても難しく、いい方法はなかなかない。直接的なアプローチの限界点はある。ということはワクワクを感じて動き出した人たちが、徹底的に楽しそうで、興味を惹かれるようなことをどんどんすればいいのではないだろうか。


嘆いていても仕方ない、と最近よく思う。私の仕事は先生や子どもの好奇心に火をつけること、チャレンジすることの楽しさをふわっと見せていくこと、そして動き出した人を全力でサポートすること。走り出した人たちに、それでいいんだよ、とそっと応援することだ。だから自分自身も、どんどんチャレンジを続けていく人でありたいと思う。そして自分のワクワクをずっと継続させていきたい。


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