• Toshihiro Doi

準備は万端?

本当に長かった大雨も少し落ち着いてきた。スッキリした晴れ間ではないものの、雨が降り続く状態は脱した。「50年に1度」という雨がここ最近毎年のように降り、災害も多い。その度耐性はついて入るが、それを上回ることも多い。


今週はお盆明けで一気に仕事が増え、文章を書いたり、研修したり、コロナで変更を余儀なくされた様々なスケジュールの調整に追われる1週間だった。そうこうしている間に子どもたちの夏休みも終わり、あっという間に2学期がスタートしそうだ。





いよいよ感染の状況も悪化してきており、今まで1桁か、2桁で踏みとどまっていた大分県も200人を超える状況になってきた。しかも今回は高齢者ではなく、若年層、しかも子どもたちにも感染が広がりつつある。


さて、1年前、鶴の一声によって長期間の休校になってしまった学校、合わせて繰り上げて4倍のスピードで整備されたGIGAスクールの端末やネットワーク。2学期以降、再び同じような措置が行われるリスクは高まっている。


そして今も、学校は日々様々な判断を強いられ、行事をどうするか、どんな形なら実現できるか、日々の生活でも神経をすり減らしながら過ごしている。うちの子どもたちも職場体験や、修学旅行もなくなり、体育大会すら開催が危うい。子どもたちにとっての、変え難い貴重な時間や思い出はどんどん奪われていく。前回のように全国一斉ではないものの、地域ごと、学校ごとの休校は間違いなくあるだろう。





では今どうなっているだろうか?4月から本格的に稼働し始めた1人1台の端末。もし仮に明日から休校になった時、どんな風に活用するだろうか?多額の税金を注ぎ込んで「学びを止めない」ための生命線として整備した端末だ。


子どもたちはすぐに持ち帰って、オンラインでの教育活動ができる状態になっているだろうか。先生たちは、通勤できない状況になった時、各自の家から子どもたちとつながり、朝の会をしたり、学びのサポートができるだろうか。


物理的に足りない部分、設定が不完全できちんと動かない部分もあるかもしれない。その購入や再設定に予算が間に合わず、そのままになっていることもあるかもしれない。でも既に端末はそこにあり、子どもたちも保護者も知っている。もちろん地域の人たちも。


家庭でのネットワークが全員揃ってない状態でできることはないだろうか?そしてそういう事態に対応できるような端末を整備をしているか。そのための準備はできているのか、家庭や地域に対して説明し、理解を得ることができているだろうか。


明日休校になることが決まったら、端末を持ち帰ってどのような学びを創造していくのか。1日のタイムスケジュール、学び方が先生たちも、子どもたちも、家庭も理解できているか。





整備された端末の、活用の様子をあちこちで見ていると、子どもたちにはごく自然に学びの道具として入り込んでいるように感じる。それも保管庫から自分で出して、なるべく自由に使わせている学校の方が文房具のようにいい活用ができている。

多くの自治体で「文房具のように使いこなすICT」という目標を掲げているが、実態はそうなっていない。ほとんどの時間保管庫の中にあり、全て先生の裁量でコントロールしながら使用させている。


有事の際、自然に学びの道具として使うためには、「その時」ではなく、日々の積み重ねが大切だ。そして「その時」のために思考し、準備すること。それを周知徹底すること。これ以外にはない。そのためにも2学期、どんな体制でスタートし、どんな準備を誰がすべきか、しっかり考えながら迎えたい。

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