• Toshihiro Doi

知恵と工夫

気づけば5月ももう終わり、来週から6月だ。2020年を迎えた1月に、半年後、世界がこんなに変わっていることを誰が予想できただろうか?ワクワクする1年の始まりだったはずが、半年で一変した。それでも5月の爽やかな空は青く、緑はきれいで、大分では来週には梅雨入り、夏ももうすぐだ。



そして、お隣の北九州では第2波がやってきて、戦々恐々の日々だ。九州の人以外にはわかりにくいかもしれないが、北九州や小倉は九州の中でもハブになっている場所だ。新幹線も特急も、そこを起点にして各方面に分かれていくので、移動の際に訪れることの多い、馴染みのある土地なのだ。大分から通勤している人も多くいて、人的交流も多くある。このまま流れてくるリスクは高い。






解除後すぐに身近に訪れた第2波。そんな中でも県内の自治体、県立学校では「時数確保のための夏休みの短縮」というニュースがたくさん流れる。全国的にも同じ傾向だ。先週も書いたが、このまま進んで再び学校に行けなくなる期間が発生した場合、もう授業時数の取り返しはつかない。今週のブログは「知恵と工夫」とした。


感染予防のために、マスクとフェイスシールドを子どもたちに、という自治体が出てきてびっくりした。そもそもマスクをこの暑さでつけているだけでも、色々な危険があるのに、さらにそこまで・・医学的にも必要ない、という回答も出ている中での過剰な措置。ここまでやってますアピールなのか、と疑ってしまう。こんな時こそ知恵と工夫だ。





例えば今の指導事項の中で、自学で補える部分はないだろうか?新出漢字などはどうだろう。書き順を空中にみんなで書いて、5回ドリルに書いて、宿題で1ページ書いて、翌日ミニテストをする。これなどは完全に子どもたちだけでも十分可能な内容だ。


計算問題はどうだろう、もちろん原理的な部分や定理の意味、成り立ちなどは探求していく価値のあるものだが、ある程度習熟し、解けるようになった計算問題は、学校でやる必要はない。紙ベースでも十分できる。無駄な宿題を減らし、子どもたちの力を信じ、学習を委ねていってもいいのではないか。


仮にあと数ヶ月後、年度内にICTの環境が整ってきた場合、学校でしかできない活動とはなんだろうか?仲間がいて、尚且つ力を合わせて解決できる課題、授業内容とはどんなことだろうか?オフラインで、学校でしかできないものと、オンラインで、自分一人でできるもの、ここを分類していく作業に、知恵と工夫を施すべきではないだろうか。





そう考えると、削れないのは学校行事だ。学年やクラスの一体感や所属意識を高めるための行事、子どもたちの1番の思い出に残る取り組み、それは座学で、ひたすら教科書を進めることではない。これらをどんなふうに実施できるだろうか。文部科学省も必ずしも授業時数を満たす必要はないと明言している。


ICT環境が整わなくてもできることに知恵と工夫を絞らないままなのに、環境が整っても、結局何かできない言い訳を探すのではないか。今すぐにでも発想を変え、割り切った新しい学校の姿に変えていくために、準備をしながら環境が整うのを待つことが必要だ。


子どもたちの学ぶ楽しさや意欲を失わないために、早急な環境の整備と、大人社会の意識の変革、その達成のための知恵と工夫が必要だ。


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