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  • 執筆者の写真Toshihiro Doi

立場を超えて

今週はずっといい天気が毎日続いた。昼間は20℃くらいの陽気で、その熱で仕事場は夜まであったかい毎日だ。朝焼け、夕焼けもとても綺麗で空も澄んでいる。景色も少しずつ冬に向かって進んでいて、陽が沈むのも早くなってきた。


今週はリアルな研修もあれば、オンライン研修もあり、東京からの来訪者もあり、打ち合わせ、ハイブリッドの講演会、相談を持ってやってくる人など、本当に分刻みのスケジュールの毎日だった。ありがたいことだ、こんな田舎のうちの会社を訪ねてくれる人が増えてきた。やっぱりここに来てくれてゆっくり話ができると、深まることも多い。




いろんな人と会ったり、話したり、SNSを通じてやりとりをしていると、感じること、考えることも多い。この大きな教育改革の波は、これまであまり現場と関わりのなかった人たちも巻き込みながら進んでいる。すべての企業が教育関連企業、というわけではなく、近年急に参入してきていることも多い。


そんな人たちのイメージしている「学校」という場や「先生」という仕事は、きっと自分が子どもの頃見ていた、感じていた、知っていた学校や先生だ。あとは報道され、テレビや新聞などで目にする今の現場の様子だ。


ここ数年で大きく様変わりした学校の「今」は、現場に行かないと、先生と話さないと見えないことが多い。社会の変化や保護者からのニーズも年々大きくなり、抱えていることがたくさんある。それを取りまとめ、現場との橋渡しをするのが教育行政にいる人たちなのだ。そこにも課題は山積で、病んでいく人も多い。





毎日授業を行い、学校生活を子どもたちと共にする先生たちは、もちろん尊い存在で、最前線で子どもたちと対峙し、育てていることは間違いない。しかし、学校に送り出す家庭があり、それを見守る地域があり、学校運営を助けている教育委員会があり、子どもたちの過ごす環境、学ぶ環境を整えている人たちがいる。


子どもたちの未来は私たちの未来だ。どんな立場にいても、自分の軸がブレなければ、子どもたちの未来に想いを馳せ、働きかけることはできる。現場の先生も、研究者も、教育行政も、企業の立場でも、子ども食堂の人も、フリースクールの人も。そんな人たちが連携できると、もっと可能性は広がる。私はいろんな人のハブのような立ち位置で、人をつなげていける存在でいたい。


同じ考え方でいくなら、どんな高校や大学にいても、自分自身の思いが強くあれば、学ぶことはできる。自分の周りの環境を変えることだってできる。もちろん合わなかったら逃げることもできる。大事なのは自分の思いの強さだと思う。いい学校にいったら素晴らしい未来が待っているわけではない。未来は自分で創っていくものだ。




そのために、いろんな立場に立って物事を見たり、いろんな人に出会ったり、たくさんの本を読んだり、旅行したり・・・そんなことが自分らしさを創っていく「タネ」になるのだ。

そのためにも自分自身がどんな人間かを客観視できる目線も必要だ。


大人も子どもも、自分らしく後悔のないように生きていける自由な社会を創っていきたい、と最近よく思う。働くことは、自分が自分らしくいるために、誰かのために、というモチベーションを持つことが大切だ。


私自身、キャリアを変えながら今の自分がある。高いモチベーションを保ちながら新しい働き方のロールモデルとして、自分らしく働きたい。そして最前線に立つ先生たちの後方支援を続けていきたい。


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