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  • 執筆者の写真Toshihiro Doi

2020年の終わりに

今日は寒いけどとてもいい天気、年末はとても寒いという予報で、再び雪も降るらしい。冬空も、冬の風も、最近は少し気持ちいいと感じるようになった。寒いのは苦手だけど、前ほど苦痛に感じなくなった気がする。


今週くらいからじわりと仕事の量を減らしていこうと思ったが、研修もたくさんあり、年末にかけて挨拶に来られる方や、相談の連絡もいくつか入ってきて忙しかった。今週のブログは「2020年の終わりに」というタイトルにした。今年ももうあと1週間をきったので少し振り返ってみようと思う。






今年の1月には、初めてヨーロッパに行った。イギリスのロンドンだ。今となっては全く行けそうな場所ではないけど、この時はギリギリ帰ってこれたのだ。ブログにもその事を書いたけど、違う文化圏で感じたこと、教育について思いを馳せたことは大きかった。まだまだ知らないことはたくさんあるし、考えることは多い、と感じた旅だった。あの経験は今年のスタートとしてとてもいいものになった。


それからの時間はひたすらにコロナウイルスに翻弄された1年間だった。まさかの突然の休校措置、学校は大変なことになる・・と東京の宿で一人考え、眠れなかった事を覚えている。自分の子どもたちも中1、中2、高2と色々難しい時期にあり、しかも修学旅行の年だったので、本当に可哀想な思いをしている。



一番下の子は卒業までの最後の1ヶ月を家で過ごした。入学式をしてからもずっと学校にはいけなかった。そして上の二人は、いまだ修学旅行の目処もたっていない。本当にあの政治的な決断が正しかったかどうかはわからない。でも大きな爪痕を残したことは間違いないだろう。再開後の学校も通常には戻らず、不自由でやるせない思いをしている子どもたちを思うと、鼻の奥がツンとなる。





図らずもGIGAスクールの4年越しの計画が1年に前倒しになり、教育委員会は大きく混乱し、大変な一年となった。私もそのサポートを、できる限りいろんな自治体で行ってはきたが、まだまだ足りてないし、課題は山積している。よかったことといえば99.6%の自治体が4月までにスタートラインに立てる、ということだ。そこから先のフェーズは、来年一斉にスタートだ。


私個人としては、7月から毎週日曜日に続けてきた海岸清掃のボランティアだ。同じ時間に毎週集まり、活動を続けてきたことで新しいコミュニティができた。少しずつ距離感が縮まり、仲間になっていった。継続することで見えてきたこと、感じることも多かったし、たくさんの新しい関係を築くことができた。そしてそのコミュニティを娘と共有できたこともありがたかった。


同時期に始めたSUP(Stand Up Paddle)も大きな変化だ。毎週掃除の前後で海に入り、ボードの上で風や太陽を感じ、波と戯れる時間は私にとって癒しの時間になっている。そしてそこに集まるSUPの仲間とも楽しい時間を過ごすことができた。ここに暮らしていることの価値を、また見直すことができた。





おかげさまで仕事も順調だ。たくさんの同志の皆さんと思いを共有し、その仲間は全国にもどんどん増えている。いろんな学校や自治体ととことん話し、実態を捉え、想いに寄り添い、最適解を一緒に探しながら、夢を描く仕事は、本当に楽しい。


2021年はさらに大きな変化の年になると思う。特に教育現場は大きく変わるし、変わらないと、と強く思っている。私と関わるたくさんの人たちが、子どもたちの未来のために、いっしょにワクワクし、自分らしさ全開で、楽しい授業を創造し、大人の発想を超えていく子どもたちをリスペクトし、面白がれるように。そんな楽しい未来のために、来年もブレずに、自分らしく楽しく働こうと思う。


今年1年お世話になった方、お会いした多くの皆さん、ありがとうございました。


そしてブログを毎週読んでくださった皆さん、ありがとうございました。来年も懲りずに続けていこうと思っています。

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