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執筆者の写真Toshihiro Doi

2022年の終わりに

今日は12月31日、ブログリリースの土曜日が大晦日と重なった。天気はいいけどクリスマス以降結構風も強く、寒い日が続いている。仕事納めももっと早くしたかったが、なんとなく色々入ってしまい遅くなった。


昨日は家族や親戚、お友達と自宅の庭で餅つきをした。地域の餅つきがここ3年なくなってしまったこともあるが、家族で行う餅つきも結構楽しい。杵と臼でつく餅と、機械でつく餅と色々だ。ご近所さんにも配って、無事年末を迎えられそうだ。





2022年も本当にあっという間の1年間だった。とにかくたくさんのスケジュールに追われ、スライドを作って話をして、多くの人に出会った。教育ICT、は今や学校改革の中心にあり、一人一台端末で授業をどう変えていくか、そのまさに過渡期にある。2年目がもうすぐ終わろうとしていて、日々の活用も当たり前になっているところが増えてきている。一方で全く使っていない自治体や学校も多くあるだろう。


この差がどんどん開きつつあるのが現状だ。教育委員会が体系的に研修を組み、取り組みの様子を把握し、まとめ発信できているところ、次々と国から出される施策をしっかり受け止め、自分たちの地域の現状と照らし合わせ、方針を立てられているところはある程度、うまくいっているように思う。


しかし、地方の多くの自治体は人手不足で、いろいろな業務を兼務し、その一部にこのGIGAスクール構想になっているところはかなり厳しい状況になっている。現場任せになってしまっているのが現状だ。


いろんな自治体と関わる中で、トップを走っている自治体は、どんどん新しいフェーズに入っている。基礎的な操作研修を終え、次世代を担うリーダー育成が始まっているところもある。特に今年はそういう自治体に関わることが多かった。





継続的に同じメンバーに研修し、コミュニティを形成しながら互いに高めあう集団づくりをしてきた。去年までは一部の自治体だったのを今年は多くの自治体に展開した。私自身は結構苦しい時もあったが、それぞれの自治体にCreativeな実践ができる先生は増えた。


次年度はその自治体をつないだり、先生たち同士が交流できるような新たなコミュニティを作れれば、と思っている。そうやって少しずつではあるが変わっている実感はある。子どもたちの未来を変えるための授業改革、学校改革は確実に進んでいる。


これまでの教育を否定するつもりはないけど、社会がこれだけ大きく、早く変わっていく中を生きる子どもたちの教育は、間違いなくアップデートが必要だと思う。そのために先生たちはもっと敏感に社会の動きを感じ、今必要な教育は何か、これからの未来を生きる子どもたちにどんなふうになっていて欲しいか、そんなことをしっかり対話し、変容していくことが求められている。





子どもたちがデジタルの力を借りて、自分の能力を増やすことができるなら、もっとできることはたくさんあるし、大人が驚くようなことを容易くやってのける。あとは子どもたちといい関係を築き、その子どもたちの成長を面白がったり、喜べたり、褒めたりできるような、大人のスタンスが求められている。自分たちの立ち位置をどう変えていけるか、そこがポイントになるだろう。


来年もそんなことを多くの先生や教育委員会の人たちと対話し、自分自身をどんどんアップデートし、一緒に走っていきたいな、と思う。


今年出会ってくれた多くの皆さん、このブログを読んでくれた皆さん、本当にありがとうございました。来年1月末でDoitは4期目を終え、5期目に入ります。引き続きたくさんの学校、自治体に関わっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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