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執筆者の写真Toshihiro Doi

2022!

明けましておめでとうございます。

今年も朝から自宅に戻り、毎週清掃している海で、ワンコと娘と初日の出を拝んだ。寒かったけど綺麗な朝日を眺めながら迎える新年は、嬉しいものだ。


年明けのブログは149本目となった。今年は1日が土曜日になり、休むかどうか迷ったが、リリースすることにした。細々とでも継続すること、やり切ったという気持ちを持つためには1日でもちゃんと書き綴ることに価値があると思う。





2021年は「GIGAスクール元年」と言われ、150年変わらなかった教育の現場が大きく動き出した1年だった。前倒しで行われた全国一斉の国費を使った整備、2020年の自治体の必死の努力の結果、ほぼ100%の整備を達成し、いよいよそのバトンは現場へと移った。


私の仕事は、教育委員会、現場を支えることだ。2021年はそのために全力で働いた。とはいえ自分が関われる自治体は1700を超える数の中の、ほんの一部なのだ。その全てがGIGA端末の利活用が順調に進んでいる、とは言い難い。それぞれ今の体力、能力の中での精一杯の最適解を一緒に考え、実行してきたが、全ての学校、先生、授業が変わっている、とはいかない。


まだまだ不完全で、足りない部分もたくさんあり、それでも、もがきながら子どもたちのためにたゆまぬ努力を続けている。これからの教師はファシリテータ、コーチ、伴走者としての役割を求められ、子どもたちの自律的な学びを支え、支援する役割を求められている。





これまでのように、絶対的な教授者で、指導者でなければならない、という定義は時代の流れの中、変わっている。学びの楽しさを伝え、学ぶことの価値を体感させ、どんどん学びを深めていく子どもたちを育てなければいけない。


教師と子どもたちのその関係性と、教育委員会の指導主事と現場の教師の関係性は同じだと感じることが多い。これまではいい教師と同じように、現場に対して絶対的に上に立ち、選ばれた教師が指導主事となり、授業に対して指導することが仕事だった。


しかし1人1台の授業の経験は、今の指導主事にはない。そんな中でその最適な指導や関わり方を優位性を持って指導することができるだろうか。指導主事こそ、現場の教師に寄り添い、良き伴走者として支援しながら、より良い授業を模索する必要があるのではないだろうか。足りない部分を補い、環境や場を準備し、支援する。その姿や関わり方こそが現場での教師の振る舞いだ、と言葉をかける必要がある。


大きく変わろうとする中で、マウントをとって立場を守る必要はなく、チャレンジする仲間として支援し続けることが、今求められている。私の立ち位置は、外部の人間として教育委員会を支え、支援し、全国の情報を提供しながら、教育委員会の伴走者として、必要な時にそこにいるようにしたい。


この難局を乗り越え、変わっていくためには色々な立場の人の力が必要で、内部の力だけで解決することは難しい。テクニカルなことも含め、外部の力を柔軟に取り込み、協働できることが必要で、それができたところはきっとうまくいく。





私の2022年も、変わらずチャレンジをし続けたい。

「子どもたちのために、Technologyで人をつなぎ日本の教育を変える」3年前に設立したDoitの社是のように、人をつなぎ、つながりながら子どもたちの未来のために走り続ける1年にしたい。


今年も変わらず、週末の海清掃、SUP、農業も継続しながら、ガシガシ働こうと思う。これまで出会ってきた皆さん、今年出会う皆さん、子どもたちの未来のために、一緒に楽しく働きましょう!本年もよろしくお願いいたします。

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