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執筆者の写真Toshihiro Doi

2023年も今日で終わり

インドネシア以来のブログ更新になる。今日は12月31日大晦日、朝からひどい風とチラつく雨で荒れた天気の1日だけど、今日で2023年も終わりだ。今年も一年スケジュールに追われ、走り続けた年だった。



今年は久しぶりに海外に出かけることができた。1月から準備を始め、メンバーを募ってからのインドネシア、いろんな学校に訪問し、いろんな話を聞き、空気を感じたことで、日本の教育に対する思いにも変化が起きたし、その経験は今の自分の言葉にも反映されていると思う。やはり旅を通して得られるものは、本を読んだり、動画を見たりすることの何倍も多い。リアルで体験することの大切さを再認識することができた。






仕事の面でも気持ちの変化があったと思う。学会に出て話したり、セミナーに登壇したり、原稿を寄稿したりすることがめっきり少なくなった。SNSへ投稿することも少なくなった。国への不満や制度への批判もしなくなった。


変えられること、変えられないこと、すべきこととそうでないこと、などの見極めができてきたことが大きい。今はシンプルに先生たちのチャレンジや変化のきっかけを作りたいし、応援したい。iPadの操作だけではなく、授業づくりの方法や考え方、教材の見取り方、自分のものの見方や考え方、生き方を伝えたい、という思いが強い。





GIGAは3年目の終わりに差し掛かり、いろんな差が生まれてきている。3年間継続して関われている自治体の変化は大きい。体制だけでなく、先生の変化や授業の変容、それに伴って子どもたちの成長を感じる場面も増えてきた。面白い授業、これまでの授業のあり方を問い直すようなチャレンジングな授業が増えてきた。子どもたちからのアウトプットの質も上がってきていて、学びの変化が感じられる。




来年からは少しずつ端末の更新が始まる。この3年間をどう分析し、次の選定や設計に活かしていけるのか、そしてその次の5年にどんなロードマップを作れるか、ここが大きなターニングポイントになる。日本という国の将来を創っていくであろう子どもたち、それを支えているのは間違いなく大多数を占める公教育だ。多様な学びの場の提供だけではなく、それぞれの幸せの実現のために、子どもたちの自分らしさを伸び伸び発揮でき、その才能の扉を開けていくための授業をどう創造していくのか、とっても大切な局面にいる。





「学ぶことは楽しい」とすべての子どもたちが感じられるような、ワクワクする創造的な授業を生み出していくために、そのお手伝いを淡々と、粛々とやっていきたい、と思う。




今年も本当に多くの場所に出向き、オンラインで話して、たくさんの研修を実施してきたし、いろんな学校で授業を見させてもらいました。あちこち講演会にも呼んでもらって、多くの人に出会い、とっても幸せな一年でした。

みなさん、本当にありがとうございました。そしてまた来年も「全ての子どもたちの幸せのために」一緒に頑張りましょう。


子どもたちのために、Technologyで人をつなぎ

      日本の教育を変える

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