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  • 執筆者の写真Toshihiro Doi

働くこと

今週は週の前半は大分で少しのんびり仕込み、後半大阪への出張だった。大阪では全国の同志のみなさんと、いろんなことを話して自分の立ち位置や考え方を再確認し、それぞれの皆さんの頑張りを聞き、心のエネルギーを充電した。先週も書いたが、こうやって人と会うこと、話すことで生まれることや満たされることがあるなぁ、と感じる日々だ。それが全国にいてくれることは本当にありがたい。



今週は「働くこと」について書いてみようと思う。

私自身の仕事は、今年大きな転機を迎えた。ずっと夢見ていた小学校の先生という仕事。10歳から思い続けて叶った夢だった。そのあと教育委員会に入り、そして退職、起業。


Doitを起業して7ヶ月が経過した。

考え続けているのはいつも子どものこと、自分のモチベーションは子どもたちの幸せだと思う。それはこの先の未来を創る子どもたちが、のびのびと元気に、自分らしく生きていて欲しいと思うから。しんどいことや悲しいことがあっても、学校に行けなくても、のびのび元気で幸せであって欲しいと思っている。


それは教員時代も、指導主事時代も、今も変わっていない。今自分がしていることが、子どもたちのためになっているか?いつもそれを問いながら仕事をしている。もちろんお金を稼げたら、自分の家族の幸せにもつながるし、いいこともたくさんあると思う。でもそれは絶対に第一義にはならない。私はビジネスの場に身を置きながらやっぱりビジネスマンにはなれないな、と感じることが多々ある。




世の中にはたくさんの仕事があって、思いもつかないような仕事、ちょっと考えれば当たり前にわかるけど、あまり考えたことのない知らない仕事もたくさんある。でもそれぞれがお金を稼ぐことを第一義にせず、誰かのために、とかなんのために、と考えることができれば、少し世の中は良くなるんじゃないだろうか?


16歳の子どもの演説で世界が動こうとしている。あの子の言葉や目には力がある。それはきっと誰かのために、という彼女の強い思いが人を動かしているのではないか。



学校教育の中で、いい大学に入って、いい会社に入って、いい暮らしをして・・・そのために勉強を頑張らないと!と追い込みながら育てていくことで、働くことの意味や価値を間違えてしまってるんじゃないか、と思うことがある。働くことはやりがいのあることで、崇高なことで、誰かのために役に立つんだよ、と多様性を認めながら、子どもたちの特性に合わせて育てていくことが大切なのではないか。


働くことは楽しいこと、誰かに感謝され、嬉しい気持ちを持ち続けられること、自分らしくいられること、と伝え、感じさせることが教育現場のキャリア教育なのではないだろうか。ワクワクしながら、私たち大人が働く姿を見せることも必要だ。それを体現し、実行していくような働き方を、自分はめざしたいと思う。皆さんの仕事観はどうですか?

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