• Toshihiro Doi

コボン

「犬が飼いたい!」

言い出したのは当時小学校5年生の娘だった。あとの二人の兄弟も想いは同じだった。



今週は教育やICTから少し離れて、我が家のワンコのことを書こうと思う。

うちの家にはペットが色々いる。亀が2匹、金魚が6匹、メダカがたくさん、それにワンコが1匹。




2年ほど前のこと、うちの長女(当時小5)が「どうしても犬が飼いたい!」と訴えてきた。新聞の「譲ります」の欄を見たり、ペットショップに見に行ったり、あちこち探し回っていた。柴犬が欲しくて日本犬を中心に探していた。



ある時、新聞で柴犬譲ります、の広告を見つけすぐに電話したが、もう先約があったようだった。それでも諦めきれずに現地に見に行った。そこは、コンテストに出すためにたくさんの犬を飼っていて、20頭くらいいた。毎日毛並みを揃え、歯並びをチェックして、原付バイクで散歩に連れてく、と話していた。



生まれたばかりの子犬もいたが、これはいい血統だから譲れない、と言われ渋々帰宅した。数日後電話があり、やっぱり譲ってもいい、という返答があった。

ちょうど時期同じくして、捨て犬を保護している団体の方と連絡が取れた。ホームピーナッツという団体で、県内で活動しているらしいことがわかった。

ちょうどタイミングよく、その時期に保護された子犬が4匹いた。早速娘と二人で会いに行った。

その方は仕事をしながら、多くの犬や猫を保護し、譲渡する活動を続けていた。どうしてそんなことを始めたのか、どんなことを考えながら続けているのか、仲間はいるのか、多くのことを二人で尋ね、話してもらった。


その時も老犬や子猫がいて、常時10匹近くの動物がいる、とのことだった。近隣の小学校に、命の大切さを話しに行くこともあるらしい。殺処分されてしまう前に、なんとかマッチングして育ててあげたい、と話していた。でも、どうしても救えない命もたくさんある・・とも

その日はとりあえず、家族でもう一度話してください、ということになり、帰宅した。



ずっと飼いたかった柴犬の子犬と、保護犬の雑種の子犬、娘には2つの選択肢が与えられた。どうやらココロは決まっていたようで「私はこの犬を責任持って育てる!」と言った。そのあと家族の話し合いでも同じ意見になり、我が家は雑種の保護犬を飼うことが決定した。家族構成を書く欄には、一人一人が署名した。





意思決定していく場面は、大人にも子どもにもたくさんある。その時何を選ぶかは自分で決めていくはずだ。でもその決定の裏側にはきっと理由があり、その時なりの思いやそれまでの自分の価値観に裏付けられるはずだ。

そして大きな要因になるのは、人との出会いだ。ずっと柴犬に憧れていたうちの子は、その人に会って、話したことで自分の意思を変えたのだ。一つの命を預かることは簡単なことではないけれど、そこには出会いがあって、意思決定の場がある。数十万円払って犬を買えない現実もあるけど、私はこれで良かったと思っている。





子どもたちの学びの場は学校だけではない、家庭生活の中でも、誰に出会わせ、どんな話をして、価値観を作っていくか、保護者が頭の片隅にそんな意識を持つだけできっと変わってくると思う。うちのコボンは幸せに暮らしている。そして私が誰より癒されている。

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