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執筆者の写真Toshihiro Doi

Start 2023!!

明けましておめでとうございます。今年もDoitメンバー&土井をよろしくお願いいたします。


さて、寒かった年末だが、意外と年始は昼間暖かく、朝晩は冷えるけど10℃近くまで上がる日が多い。近くの大神ファームでは早咲きの菜の花がたくさん咲いていて、早く花満開の春が来るといいな、と思った。


実は昨年末、体調を壊してしまっていた。30日の餅つきの後に発熱し、40℃近くまで上がったのだ。喉の痛みもあり、いよいよ罹ったかと思って検査をしたものの”陰性”。疲労からくる風邪だろう、という診断だった。年越しも自宅でワンコと二人、そんな珍しい年末だった。年明け後も急には戻らず、ようやく昨日あたりから食事もしっかりとれ、声も出るようになってきた。一年分の疲れが年末に出た感じだ。無理もできない年齢だな、と少し落ち込んだ。





毎年の恒例になっている1月3日の教え子たちとの集まり、今年もささやかながら開催できた。3日にやってくる子たちは、今年30歳を迎える。中には結婚し、子どもができたメンバーもいる。それぞれがいろんな仕事につき、奮闘する様子を話してくれた。


彼らが20歳の時に始まったこの会も10年続いている。その間大学生だった彼らは大人になり、海外に派遣されたり、仕事が変わったり、このコロナ禍も奮闘し、社会に貢献している。その時々に抱える悩みも変化し、仕事に対する考え方、向き合い方も変わってきている。そんな毎年の変化を聞きながら、自分自身の立ち位置を修正し、襟をただすのだ。


学校の先生になった子もいて、今現場で起きているリアル。研修の中で、講師と受講者の関係では聞けない話もたくさん出てくる。そうやって社会の中での学校、今の現場のリアルな話、そういうなんでもない話も、実は私にとっては大切な話なのだ。教え子は大人になり、大切な友人になっていく。こうやって教員という仕事を離れてしまった今もつながっていてくれることは本当にありがたい。そして全力で応援してくれることは手放しで嬉しい。




さて、いよいよ2023年がスタートした。実はこの一年はとっても大切だと思っている。3年目にあたるGIGAスクール構想、バタバタとコロナ禍で早まったものの、整備だけ見るとすっかり整っている。そんな中、自治体や学校感の格差は開くばかりだが、どの自治体も次のリプレイスを見据えた動きが始まってくる。


国からどのくらい補助が降りるかは不明だが、端末の選定や環境の再構築を考え始める年になるだろう。場合によっては比較検討のため、違う端末が入る学校もあるかもしれない。2023年度に検討し、2024年度に予算立てしないと、次回の入れ替えには間に合わないからだ。


だからこの1年、学校でどんなふうに使われるかがとても大切になる。そんな時に大切なポイントは、ICTを授業の中でいかに効果的に使えたか?という旧来の視点ではない。この端末は教師がコントロールし、管理すべき端末ではなく、子どもたちのものである。だから子どもたちがどんな場面で使用し、どんな成果物を作成できたか、が問われるべきなのだ。





子どもたちが、端末を使わなければ答えることのできない問いとは何か?端末を使うことで、これまで諦めていたような教育活動をいかに展開することができたか?オープンエンドな問いに対して、子どもたちがどんなふうに答えを導き出すことができたか?チームで協働し、最適解をどのように導くことができたか?そういうことが評価の対象になるべきだ。


必要なことは大人のマインドセットの変革、時代に合わせた授業デザインのアップデート。求める成果は子どもたちの成長や変容、そういう部分で授業を評価していくべきだと思う。


そのために最適な端末はどれなのか?本質的な議論を展開していくためにも、授業がどう変わったかをしっかり捉え、評価していくべきだ。目先の管理・運用や、教師の使い勝手ではなく、子どもたちにとって一番いい端末はどれか?そこを基準とし、端末の選定や環境構築を進めていきたい。


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