top of page
  • 執筆者の写真Toshihiro Doi

Work Life Balance

本格的に寒い日が続いている。雪がちらついたり霜が降りたり、寒いのが苦手な私はずっとストーブを焚いて部屋にこもっている。入試のシーズンも真っ只中で、頑張る子どもたちと同じように、先生や家族もサポートの日々が続く。我が家も受験生を抱え、頑張る子どもを応援し、笑わせることくらいしかできない。


コロナもあっという間に状況が悪化し、いいニュースとはならない。早くこの寒さや、閉塞感を抜け出し、暖かい春を迎えたい。仕事の方もスケジュールが日々刻々と変更を余儀なくされ、その調整だけでも一苦労だ。形態が変われば伝え方も変わる、その都度作り直しになるのだ。





今日のブログは「ワークライフバランス」について考えてみようと思う。

ワーク・ライフ・バランスは日本語で「生活と仕事の調和」と訳されている。政府広報オンラインの定義によると、ワーク・ライフ・バランスとは「働くすべての方々が、『仕事』と育児や介護、趣味や学習、休養、地域活動といった『仕事以外の生活』との調和をとり、その両方を充実させる働き方・生き方」となっている。


今チャレンジしている研修の一つに、マインドセットを改革していく研修がある。オンラインをベースにし、コミュニケーションツールやzoomを使いながら、定期的に研修し、その先生のマインドの変革をじわじわと促していく研修だ。


研修と実践と思考と対話をループしながら、授業改革に挑んでいく研修だ。自分が何者でどこをめざして、どんな授業をしていきたいか。とことん自分の内面に迫り、考え続ける研修だ。多くの先生が変わり始め、モヤモヤしながらも日々の実践や考え方に変化が見られている。わずか半年で大きく変わることが実証されつつある。





そんな中でふと、それぞれの先生のクリエイティビティの源「タネ」はどこからくるのか、と考え始めた。面白いことを思いつく時、子どもたちにない新しい視点で授業のフレームを考えるとき、その創造力を先生が身につけるにはどうしたらいいんだろうか。


新しい授業の発想やタネ、ひらめきは、できる人とできない人がいるように感じる。そのためには生活と仕事の調和、というワークライフバランスが大切なのではないだろうか。仕事が日々の大半を占める今の働き方の中で、余白もない中で、面白いことを発想することができるだろうか。


いい授業をするためには教材を研究し続けることではなく、一旦離れてみることが必要かもしれない。私自身も仕事を変え、ほとんどの時間は仕事場にこもってずっと座っているが、意外と「Life」の側面もたくさん持っている。





何度か紹介してきた農業だ。12年米を作っているし、季節の野菜も自宅の畑で作っている。土に触れ、成長を見守り、それを食すことは素晴らしいライフワークだ。一緒に作業し、教えてくれる地元の人たちとの会話も最高だ。料理することも大好きで、大分にいる時はいつも料理を作っている。他にも日曜日に毎週行っている海岸の清掃活動。これも2年近く続けているので、すっかりコミュニティができ、自分の中で習慣になっている。


あとはSUPだ。海岸清掃をしている海で、ぼんやりボードの上で過ごすことや、波に乗って遊ぶことは贅沢な時間だし、そこにいる仲間も大好きだ。仕事以外のコミュニティで過ごす時間や、そこで出会う人たち、そこで感じる全く別の視点。こういうことが新しいことを生み出していく原動力だと思う。


めんどくさがらず、思い切って新しい世界に飛び込んでみて、そこでさまざまな人と出会い、日ごろと違うものを感じることが大切だ。忙しくて疲れているからこそ、勇気を出して一歩踏み出してみてはどうだろうか。先生こそもっと遊んでもいいんじゃないだろうか。

閲覧数:186回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page