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  • 執筆者の写真Toshihiro Doi

アウトプットの必要性と多様性

今週も、子どもたちの休校は続いている。見通しの立たない毎日でストレスも溜まってきているようだ。「学校行きたい」という子どもたちの言葉は切実だと思う。


今週はZoomでの会議と味噌、豆腐作り、東京出張だった。1週間あけて東京に行くと、なんだか久しぶりに感じてしまった・・。都内も電車や空港はとても空いていてびっくりした。どの人もみんなマスクをつけて歩いていて、少し怖いと感じた。

今週のブログは「アウトプットの必要性と多様性」というタイトルにした。





このご時世、アウトプットする場は本当にたくさんある。このブログも実はそうだ。ちょうど起業した1年前、ある人に勧められて始めたこのブログも、1年が経過した。始めた頃は何をどう書いたらいいのか、どのくらいの分量にするか、写真をどうするか、色々悩みながらのスタートだった。SNSだけで更新のお知らせをし、公開になるリスクも考えて言葉を選んだ。


自分らしく、自分にしかできない発信とはなんだろう。読み手の欲しい情報、言葉はなんだろう。気持ちよく書き終えた時もあれば、公開したあと何度も読み返し、納得いかない時もあった。独りよがりにならないように、でも自分の言葉で。そのバランス感覚はいまだによくわからない。


この1年で自分を知ってくれた人、ずっと前からの知り合い、家族などから「読んでるよ」「楽しみにしてるよ」と思いがけずに声をかけていただき、びっくりする。共感してもらって距離感が変わることもある。続けてきてわかったことは、情報を発信するところには人も情報も集まってくる、ということだ。





自分のことを語り、オープンにしていくことで人は心を開いてくれる。これはコミュニケーションの大前提だ。壁を作っている人の懐には入りにくい。関係性を増やして、深くしていくためにもまずは自分をオープンにして、表現していくことが大切だ。


表現すること、伝えることの手段は様々にある。それはテキストベースの文章に限ったことではないし、論文が書けることは第一義ではない。数千字の文章を書いて表現することが絶対必要だ。というのはこれからの時代考えにくい。”社会に出て必要な力” ”これからの時代に必要な力”という表現をよく見るが、それは論文をタイピングすることではない。


音声でも映像でも、アニメーションでも、VRでも、もちろん壁新聞、模造紙、文章、演劇、音楽、伝える方法はなんでもいい、伝える何かがあって、伝えたい思いがあって。自分なりにベストなものを選択し、思いを込めて人に伝えることに価値がある。人の心が動いて、何かが変わるのはきっとそんな瞬間だ。





自分に合った表現方法を選択し、創作し、伝えることが創造性ではないだろうか。そしてそれを認めていくことが多様性を認めることだ。協働して学び、働くことは、まさしくこれからの時代に必要な力だし、そんなことを実現できる学校という場であって欲しいと思う。


そのために、どんな環境を準備し、どんな授業を展開すべきか。時間のあるこの1ヶ月の間、自分に向き合い、心にゆとりをもって、豊かに暮らしながら考えてみてはどうだろうか。そして何かを作る活動を、子どもたちと一緒になって、チャレンジしてはどうだろうか。私も子どもたちと一緒にいろんな時間を過ごしていきたい。

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