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  • 執筆者の写真Toshihiro Doi

ストレスと働き方

今週は、東京で有名な先生との対談、そのあと京都で会議と研修、合間にオンラインミーティング、オンライン講座と、目白押しだった。明日も教育系イベントに参加し、少しお話しすることになっている。


昼間の風もとっても冷たく、芯から冷えるような日が続いている。雨が降らなくてもどんより雲は厚く、いかにも冬空だ。子どもたちも部活にテストに、検定に試合にと、忙しくしている。12月も過ぎ、いよいよ今年も終わりが見えてきた。このまま2019年もあっという間に終わるなぁ、と感じている。学校では期末整理や参観日など、最後まで慌ただしくしてるんだろうな、と当時を思い出す。





今週のブログは「ストレスと働き方」とした。1人1台の端末がこれから現場に入ってくる。特に苦手な先生にとってはストレスになる可能性もある。学校の先生は特にストレスが多く、悩まされている先生もたくさんいる。


私も昔はその一人、20代の頃は仕事と育児に忙しく、採用試験のための勉強も続けながら、6年生の担任をし、小さな子どもも家にいるという日々があった。あまりにも大きなストレスから、ひどい腹痛になり、食事もまともに取れない状態になってしまい、入院もした。その後しばらく薬に頼る日々だったこともある。


教育委員会に行ってからは、偏頭痛に悩まされ常に薬を持ち歩いていた。痛みが激しい時は言葉も出てこなくなっていたので、いくつかの種類の薬を持っていた。


少なからず、学校の先生たちは何かしらそういった経験や過去がある人が多い。人の中で人としか関わらない仕事なので、そうなりがちだ。





それが仕事を辞め、起業してからは1錠も薬を飲んでいない。風邪をひくこともなく、ずっと元気なのだ。もちろん今の仕事は移動も多く、慣れない事務処理や会計処理もあり、ストレスがないわけではない。でもとっても元気なのだ。


ストレスと上手に付き合っていく方法はもちろんたくさんあって、人によると思う。しかし、ストレスを解消する、というよりはそれを上回る楽しさを仕事の中に見出す、というイメージで回避している感覚だ。仕事にはしたい仕事もあれば、したくない仕事もある。そしてしなければいけない仕事もある。そのバランスは、年々責任が大きくなり、任される部分が増えていくと、しなければいけない仕事が逆転する。





今の自分は、もちろん仕事を選ぶことができる。でも選べない場合でも、何をみて仕事をしているか、ということに常に立ち返ることにしている。私は一貫して「子どもたちのために」という物差しで仕事をしてきた。それが子どもたちのためになるかどうかが、鍵になるのだ。それは今も変わっていない。教育に関わる仕事だけではなく、働くことはきっと誰かのためになっているはずだ。その誰かの幸せな顔を思い浮かべ、乗り越えていく。


自分の利益のため、自分の幸せのための仕事も大切だし、家族の幸せも尊い。でも、それ以外の誰かを幸せにしたい、という思いが、楽しさを生み、ストレスを回避できるのかもしれない。ただ、そうやって思いを巡らすことのできる時間や、心のゆとりを持てるように、調整し、バランスを保つ努力は必要だ。そしてそれを助けてくれる、同士や仲間の存在も必要だ。



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