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  • 執筆者の写真Toshihiro Doi

チャンスに変える!

今週は県内で研修、山形から東京3Days、なかなか忙しい一週間だった。山形にも雪は全くなく、想像していた雪景色は見れなかった。移動距離や、移動時間も長いし、早く大分に帰りたい。


2月の最後の週、突如発表された国からの要請。前触れもなく、準備期間もなく、いろいろな課題に対する措置も全くなく、とにかく休むことだけが決まってしまった。各自治体は、実質的に休校しない、という選択はできないだろう。ただでさえ年末からのGIGAスクール構想で疲弊し、奔走していた教育委員会。ここにきてコロナウイルスの対応に追われている。





これから起きるであろう約1ヶ月の休校の時間に、何が起きるんだろうか。先生たちの準備も、家庭の体制も整わないまま、子どもたちは行き場のない毎日の時間を過ごすことになる。みんなが不安を抱え、卒業式、入試、入学式と1年間で一番大きな行事すらも縮小開催や取りやめになっている。


小学校では6年間の最後の授業である卒業式に向けて、たくさん取り組んできたことや、思いがある。こんな形になってしまい、子どもたちも担任も呆然としていることだろう。

企業の方は対応が早く、都内の企業のビル街も閑散としていて、テレワークという働き方に切り替えて対応している。もちろんオフィスに集い、顔を合わせて話すことも大切だが、テレワークでも仕事が回ることを実感している部分も多い。


学校も会社も集まることの意味、価値を考え直し、行事やシステムも含め、学び方、働き方を変えていくチャンスになるのかもしれない。





では子どもたちは、どんな風にこの1ヶ月を過ごしていくのだろう。学校はわずか1日ではそんなに準備できるものはなく、実質ふわっとした休みの入り方になると予想できる。


この週末、各家庭でどんな会話をすればいいのだろうか。家庭にあるリソースはどんなものがあるだろう。買ったけど読めていない本、パソコン、タブレット、ゲーム、音楽・・・

強制されて延々とプリントをこなすよりは、興味関心のあるものをヒアリングし、一緒に考え、保護者が家にいる家庭は一緒にチャレンジしてもいいと思う。1年間の復習をしてもいいし、プログラミングをしてもいいし、のんびり本を読んでもいい、映画を見たり、音楽を聞いたり、楽器に触れてもいいと思う。子どもたちも普段忙しくてできてないことがたくさんあるはずだ。


やらされる宿題ではなく、主体的に学びたいことを学べる時間になるといいな、と思う。そのために、保護者としてできるサポートは何か、学校ができることは何か、発想を変え、子どもたちの関心ごと、今あるリソースの見直しから初め、有意義な1ヶ月にしていくべきだ。悲観しても仕方ないし、誰にも責任はない。せっかくの家族の時間を大切にすれば良いと思う。





学びをサポートしてくれる企業も、続々とサービスを解放している。ICTを使うことができれば、一人でも学びは継続できる。Youtubeの中にも学習系の動画はたくさんある。学べる環境を子どもたち自身が生かし、いろんなサービスを試しながら、学ぶ楽しさを見出していけるチャンスかもしれない。


この非常事態をうまく切り抜けていけるかどうかは、大人がどんな風に関わりながら過ごせるかにかかっている。考え方をシフトし、楽しい1ヶ月を過ごす工夫をみんなで考えたい。



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