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ニュージーランド教育視察で見えた「学びが育つ土壌」① 基本編

  • 執筆者の写真: Toshihiro Doi
    Toshihiro Doi
  • 4 日前
  • 読了時間: 3分

日本の学校では年度末、年度始めでみなさんとても忙しい時間を過ごしている時期だ。今日は春の嵐のような天気で、せっかく咲き始めた桜が一気に散ってしまいそうだ。

昨年の夏以来、久しぶりのブログになる。



3月27日から4月3日までニュージーランドへの学校視察に出かけた。初めて訪問するオセアニア地区、ここ数年訪れている東南アジアとの比較もできるし、もちろん日本の教育現場との違いはどうか。また、その国で自分が感じた様々なことを数回に分けてお伝えできれば、と思う。


まずはニュージーランドの基本情報


正式名称:ニュージーランド(マオリ語:アオテアロア)

首都  :ウェリントン(北島南端に位置する)

最大都市:オークランド(経済・人口の中心)

時差  :4時間

人口  :約547万人(2026年推計)

公用語 :英語、マオリ語

通貨  :ニュージーランド・ドル(NZD)

物価  :感覚的には1.5-2倍くらい(特に飲食)


教育

• 知識量より→ 考える力・生きる力、コンピテンシー重視


NZカリキュラムの核

• Thinking(考える)

• Relating to others(関係性)

• Using language, symbols(表現)

• Managing self(自己管理)


ニュージーランドの学年区分

■ 基本構造

Year 1〜13までの13年間

初等教育(Primary)Year 1〜6

 年齢:5〜10歳くらい

 日本でいう

 小1〜小4+ちょい小5


中間(Intermediate)

Year 7〜8

 年齢:11〜12歳

 日本でいう

 小6〜中1の間くらい


中等教育(Secondary)

Year 9〜13

 年齢:13〜18歳

 日本でいう

 中2〜高3


高校が「5年間」Year 9〜13 = Secondary School

入学は5歳から(誕生日ベース)


土曜日の朝に着いたので、2日間は学校はお休み。なので、近場の観光と島にフェリーで渡ってみた。最初の2日で感じたことは、とにかく緑、自然が豊かだ。オークランドは1番大きな都市で、そこに滞在したが、空港からの道中も、都心部の街中もたくさんの緑があり、いろんな鳥がいた。聞いたことないような鳴き声もたくさん聞こえてきた。海辺では大人も子どもも水着で思い思いに太陽を浴び、海に飛び込み、自由な時間を過ごしていた。


2日目はワイヘキ島にフェリーで訪れたのだが、田舎道を歩いていてもどこもとても綺麗で、分別できるゴミ箱もたくさん設置してあった。海に行ってもゴミひとつ落ちてない。地元住民だけでなく、訪れる人たちのマナーもきちんとしているな、という印象だった。定かではないけれど、マオリの影響もあるのかな、思った。自然や生き物を大切にし、土地に愛着を持ち、共存していく。根っこにその思想を感じる場面がたくさんあった。



もうひとつ感じたことは、テクノロジーと共存するバランス感覚だ。空港に行くとパスポートをかざすだけで一瞬で手続きが終わり、荷物も非常に短時間でスムーズに預けることができ、日本より早い。スーパーに行っても、セルフレジは優秀で、クレカもどこでもちゃんと使える。全てがタッチ決済で終わるので、煩わしさもない。



一方、飲食店で注文をとるときは、必ず店員さんがやってくる。最近の日本のようにQRコードからどうぞ、というところは一軒も無い。店に入るとにこやかに挨拶してくれて、注文をとりにきてくれ、その時に、少しの会話をする。飲み物や食べ物が減ってくると、本当ににこやかに話しかけてくる。店長さんがわざわざ挨拶してくれる店もあった。そのなんでもないやりとりが心地よく、お店の印象につながり、空間演出にも影響しているように感じた。


テクノロジーが進んでくると、サービスはどんどん便利でスムーズになっていくし、時間は短縮される。もちろんいいことではあるけど、QRコードでの注文で感じていた違和感や寂しさの正体を見つけた気がした。大切にしたいことは何か、どこに心地よさを感じるかはそれぞれだけど、そのバランス感覚は大切だな、と感じた。



できることが増えたからこそ、残すべきは何か、大切にすべきことは何かを再考していくことが必要だな、と感じた。拙い英語でもコミュニケーションを取ることで得られる心地よさもあるな、と感じた前半戦だった。

 
 
 

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