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  • 執筆者の写真Toshihiro Doi

モチベーションを高め、維持する

昨日はものすごい雨と風、そして今日からは晴れ、いい気候のゴールデンウィークがスタートした。あまり制限のない連休になりそうで、先週の羽田空港はすごい人だった。全く意識してなかったのだが、しばらくして連休の存在に気づいた。






久しぶりの関東方面の出張で、改めて今の課題を整理したり、今年度の見通しを立てるためのミーティングが続いた。しんどくはあったけど、今年も一気に走り切って終わりそうな一年になりそうだ。チャレンジの日々だけど、また一歩乗り越えていきたい。


いろいろな先生や、管理職の方、教育委員会の方との会話が続く。それぞれの持つ課題は一様ではなく、自治体の規模や、そもそものスタートラインの違い、これまでの準備やこの1年の頑張りによって、差が生じてきている。


ネットワークの問題や、モノの数が足りないところ、AIドリルなどのEdTechの検討を始めているところ、操作研修を今年度進めようとしているところ、ICTを使った学力向上を目指しているところ、それぞれの予算や進め方、ビジョンは千差万別だ。



そんな中で、ある程度ものも揃って、基礎的な研修は実施してきた。授業支援系のアプリを使った授業は日常化してきた、というところが次のステージへ進み始めている。そもそもは新学習指導要領を実現させ、Society5.0の社会にふさわしい教育、令和の日本型学校教育を目指していく、ということが本流で、追求すべき目的はそこにある。





基礎的な研修を実施し、先生や子どもたちのスキルが向上し、毎日活用する授業が実施できても、国の進めるビジョンの実現には届いていない。その先を目指していくために、もう1段ギアを上げることが必要なのだ。


そのためのチャレンジとして、先生たちの授業改革へのモチベーションを高めるための研修や研究を実施する必要があり、今年度、いくつか同時進行で進めているプロジェクトがある。改革を進めていくフィールドとしては、自治体、学校、個人などいろいろな単位があるし、さらにはその人の校種、年齢、キャリアも大きく関係してくる。


自治体も都道府県のレベルもあれば、市町村での取り組みもある、規模は違っていても本質的には同じだ。継続的な関わりを持ちながら、その人がどうしてこの仕事を選んだのか、自分らしい姿とは何か、そしてどんな授業を目指していきたいのか、子どもたちにどんな大人になってほしいのか。





そもそも持っていたであろうこの仕事に対する想いを再発掘し、それぞれの自治体のビジョンとすり合わせをしながら、授業を改革していく。そのプロセスで1人で考え、グループで共有し、実践を積み重ねていくのだ。横に仲間がいて、伴走してくれる関係や環境を構築しているから、不安を抱きながらも安心して進めていける。


研究の仕方を学校単位で変えているところもある。従来の一般的な研究の進め方ではなく、個人でテーマを立て、学習と研修の時間を保障し、職場の仲間と対話を続けながら、それぞれの実践に還元していくのだ。自分の探究したいことを研究テーマとして設定していくことでモチベーションを高められる。


どんな方法をとっても、一緒に悩み、聞いてくれる仲間や、オンラインツールでの交流は欠かせない。モチベーションを維持し、探求や研究を楽しみながら続けていくには小さな単位でのコミュニティが必要なのだ。

自らの意思でコンフォートゾーンを抜け、新たなチャレンジをする先生を、この1年もいろいろな形で応援したい。

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