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  • 執筆者の写真Toshihiro Doi

思考と対話

暖かい、というよりも暑い!と表現したくなるような日が続いている。雨の日も多いが、気温は例年よりも高く、蒸し暑さを感じることが多い日々だ。梅雨特有の不快な日も多い。そんな中でスッキリとした晴れ間に遭遇すると、気持ちもスッと晴れる気がする。


今週もオンラインでの多数のミーティングと、京都などへの出張、大分での仕事となかなかにタイトなスケジュールは続く。





それに加えて難易度の高い研修も増えてきて、自分自身も今までの資料を使うことよりも、新しい何かを生み出すことの方が多く、日々、産みの苦しみだ。そうやって乗り越えながら、自分自身をブラッシュアップし、アップデートし続けている気がする。


自分自身ももがき苦しむ中で、最近大切にしている言葉を今日のブログのタイトルにした。「思考と対話」で書いてみたいと思う。このブログでも何度か引用したことがあるが「こたえのない課題」が今の世の中にはたくさんあり、大人ですら簡単に回答を導けない現実がある。それを解決していくための力が、これからの教育には必要で、そのために今まさに教育改革の真っ只中にいるのだ。新しい学習指導要領にも、繰り返しその言葉が謳われている。


いろんな物事はテクノロジーの力でどんどん便利になり、私たちの生活も大きく変わっている。そして今、コロナの危機に直面し1年半経ち、さらにその変化のスピードは早く、いろんな構造やこれまでの当たり前は次々と覆され、強制的に変革を強いられている。


教育もそれに合わせる形で、大きな変革の時を迎えている。残念ながらその大きなうねりに対して抗っても、気づいた時には飲み込まれているんだと思う。だったら積極的に関わり、自分なりの新しい教育の答えを見つける方が楽しいのではないか。逃げながら飲み込まれるより、乗っかって楽しむ方が前向きだ。





教育の界隈で出てくるたくさんの新しいワードは、これまでの教科研究や、生徒指導などの知識では理解しづらいことも多く、先行して走っている人たちの集合知が、多くの先生たちの助けになることは間違い無いだろう。


たくさんの情報は、検索すれば誰でも瞬時に手に入り、オンラインでストレスなくできることも増えてきたし、そういうことが一般化してきた。多くの情報の中で何を見出し、自分の力に変えていけるのか、先生の情報活用能力が問われる。


そして、オンラインだからこそ受講できるセミナーや、学びの場、研究の場も増えてきた。変化しないことを良しとし、例年通りの毎年をずっと繰り返してきた日本の教育を変えるチャンスは今ではないか、と思う。そんな変革の時だからこそ、先生が主体的な学びを自ら実践すべきだ。


新しい学びのスタイルを実現するためには、自分自身もその良さを体験し、体感すべきだと思う。そんな学びの場のハードルはオンラインの普及によってさらに下げられた。あとは自分が一歩踏み出すかどうかだ。





だからこそ、そこに「思考と対話」が必要だ。多くの情報を咀嚼し、自分の中に落とし込むための思考と、さらにそのことについて対話し、感じ方、受け止め方の違いを共有し、また思考を深める。この繰り返しの中で自分のものとして体得する。私もこの言葉を常に念頭に置き、繰り返すように意識している。それに加え、基礎知識として本を読むことも習慣にしている。


難しいし、忙しいからこそ「思考と対話」を常に意識し、チャンスを掴みに行く。そして自分自身を今の社会変化のスピードに合わせながらアップデートしていくのだ。生涯学び続ける姿勢を見せることも、先生として大切なことかもしれない。




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